216部分:第十五話 労いの言葉をその六
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それでいいとだ。王は微笑んで言葉を返したのだった。
「私は嘘は嫌いだ」
「左様ですか」
「嘘は。人の心を蝕む」
嘘については。嫌悪ではなくだ。悲しみを見せる。だが今はそのことはこれで終わらせてである。王はさらに話をするのであった。
「それでだが」
「その戦争のことですね」
「そうだ。この戦争のことはわかっていた」
そうだというのである。
「プロイセンが勝つのだ」
「短期にですね」
「しかしオーストリアは多くを失わない」
それはないというのである。
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