暁 〜小説投稿サイト〜
繰リ返ス世界デ最高ノ結末ヲ
03.過去語
ー双子と王様ー
過去語ー双子と王様ー 七
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
な顔も潰さなきゃ!」


 ―――痛い。目が開けられない。


「最後に仕上げな〜! ガソリンとライター持って来〜い!!」


 ―――痛い。熱い。


「あはははは!! 死神退治完了!!」


 何時からだっけ。


「帰ろうぜ! 首領に報告しよう!!」


 何時から私は。


「早く休も!」


 私は可笑しくなったっけ。


「あ〜疲れた疲れた!!」


 可笑しくなった? ……否。


「………え? 嘘」


 元々かな?


「な、何でお前生きて……!?」


「はいバイバイ」


 肩を二回叩くと、男は後ろに倒れ、泡を吹いて気絶する。


「よし、お前等。此奴等を片付けてくれる?」


 手を二回叩くと、後ろから沢山の気配。


「「「御意」」」


 此の場に居たいじめっ子共は瞬殺され、直ぐに掃除される。


「いーの? 主」
「首領なら、もっとキツイ目に遭わせてから殺すと思ったのに」


 前方から、グレースとラルが近付いてくる。


「いーのいーの。だって、面倒臭いじゃない。さっさと此処を片付けて、お前等は居るべき場所へ帰りなさい」


 傷は能力で治した。


「主も気を付けてねー!」
「心配する必要は無いと思いますが」


 "軍"も引いた。


「あ、コト!!」
「如何為て勝手に抜け出したの……!」


 丁度アリサとユリアが迎えに来たようだ。


「嗚呼、一寸お散歩が為たくなってね」


 元の姿に戻った花畑の真ん中で、私は彼女等へ向けて微笑んだ。


[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ