機動戦士ガンダム
2189話
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連中は結局何も出来ないままで捕まって収容所に送られているんだが」
まぁ、その収容所というのも普通に考えられる収容所じゃなく、農地にする予定の場所なんだが。
今でも、毎日のように農業に汗をし、作物を植えたり、地面を耕したり、草を抜いたりしている。
ああ、それと農薬ではないが虫除けとかに効果のある液体……いわゆる、無農薬農薬と呼ばれている物を散布したりもしてるな。
肉体労働的には結構厳しいが、収容所とかで尋問をされるよりは待遇は悪くない筈だ。
……もっとも、相変わらず食事はマブラヴ世界の合成食、それも俺達が改良するよりも前の奴なので、その味はお察しの通りだが。
「そんな事はしません」
俺の言葉に、アイナは即座にそう言ってくる。
自分がスパイをすると、そんな風に受け止めてしまったのだろう。
今のは俺の言い方も悪かったから、しょうがないが。
「そうしてくれれば、こっちも助かる。ただ、出来れば紛らわしい行動は取らないでくれると、こっちとして誤解しないで済むから助かるんだけどな」
「……分かりました。その辺は十分に気をつけます」
若干気分を害してしまった様子のアイナ。
てっきり大人しい性格かと思っていたんだが、その見掛けとは違って結構気が強いらしい。
「そうしてくれ。ああ、けど普通にホワイトスターの中を見回るのなら問題はないから、シャドウミラーがどんな国なのかというのを、自分の目で見て回るのも面白いかもしれないな」
そう告げ、俺はその場から立ち去るのだった。
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