第8章 日常編
妖精達の罰ゲーム
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ジはね。」
「俺が・・・?」
何故・・・?
「大魔闘演武でのアンタの活躍が1番凄かったからよ。
特に最終日のサバイバルゲームでの戦いは。
闇分身で全員と戦ったり、
3日目の決着が付けなかったバトルパートの相手を倒して、
そして、ジュラと互角にわたるガルーザに勝った話をして、
あの子ら、すごい興奮していたよ。
すぐに会いたいっていったけど、ちょうどその時、
あんたはSS級のクエストでいなかったから、
また今度っていう話になって、今日、会わせてやろうと思ってたんだ。」
カナさんはそう言った。
「私がアンタくらいの時は、ナツもグレイもエルザもミラも、みんな同世代だったんだ。
お父さんに会えないのは寂しかったけど、のんびりとした平和な時代だった。
アンタ達はさ、その歳でずいぶんとハードな事いろいろ経験してるだろ?
本当はまだ子供だってのにね・・・。」
「あの・・・私は・・・」
「そうだな・・・特にウェンディは・・・」
俺はそう言い、立ち上がる。
「俺としては・・・ウェンディには危ない目には合ってほしくない。
でもウェンディは今のそんな自分は嫌で、
俺に頼られたい、一緒に戦いたいという気持ちもわかる。
それでも・・・・・・俺が頑張ればいいと思う。」
「何言ってんのよ。」
俺の言葉にカナさんが俺の手を握り、座らせる。
「ナツ達から聞いたわよ。
アンタ昔、たった1人で色んな依頼をしたそうね。
危険でもやり続けたんでしょ。
アンタだって、私や大人たちからすればまだ子供、
そんなに必死にならなくてもいいわよ。でもね・・・」
カナさんは俺達をギュッと抱き締める。
「今は私達ギルド、家族もいる。頼ったっていいんだよ。
寂しくもないしね。だけど同世代の話し相手は必要だ。
あの子達にも、アンタ達にもね。」
「わかりましたよ・・・カナさん・・・。」
「優しい罰ゲームですね。」
カナさんの言葉に俺とウェンディはそう言う。
「これからもたまにはあの子達に会ってくれるかい?」
「はい!!」
「もちろんですよ!!」
「それと、いい忘れてたけど、私が、
アンタ達くらいの時は背と・・・もうちょっと胸あったよ。」
「きゃん!!」
「ちょっと、何やってるんですか!!
あと背の事は気にしてるんですからね!!!!」
一方、妖精の尻尾 新ギルドにて・
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