第七千三百二十二話 その一国は何処か
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第七千三百二十二話 その一国は何処か
セーシェルもイタリアも必死に思い出そうとしています。
「ええと、最後の一国ですよね」
「うん、誰だったかな」
「ええと、委員長さん?」
「イギリスとフランス兄ちゃんが強引に入れるなって言って今回は実行委員じゃないよ」
韓国ではないというのです。
「けれど韓国みたいに目立つ国じゃなくて」
「何処だったでしょうか」
「何か大きくて国力もあるけれど」
それでもというのです。
「凄く目立たない」
「そんな国でしたよね」
「そこは覚えているんだよね、俺も」
困ったお顔で言うイタリアでした。
「けれどこれ以上は」
「どなただったか」
「太平洋の国だったかな」
「あそこ個性派国家ばかりですけれど」
「本当に誰だったかな」
中々思い出すことが出来ません、とにかくセーシェルもイタリアも思い出せないでいて苦労しています。
第七千三百二十二話 完
2018・10・6
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