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DQ3 そして現実へ…  (リュカ伝その2)
青春の憤り
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に旅立つのよ!今日はゆっくり休んで英気を養わなければならないのに!そんなの…ダメよ!!」
「うん。それは大丈夫!僕、戦闘しないから!」
言い切るリュカ。
「戦闘はしろよ!」
突っ込むウルフ。

「ともかくダメなものはダメ!」
「そうよ!ナンパなんてダメです!」
我が儘なアルルとハツキ。
「う〜ん…困ったなぁ…」
リュカは悩み、そしてアルルに質問する。
「じゃぁさ、一つ聞くけど…アルルのお母さんて美人?」
「………宿屋へ泊まって下さい!!」
そしてリュカは夜の町へと消えて行く…



日も昇り、一人別行動の仲間を迎えに宿屋まで赴く3人の若者達。
昨晩この宿屋に泊まった客は一人だった為、迷うことなく目的の客室を見つける事が出来た3人。
しかしアルル達3人は、リュカが居るであろう客室の前で躊躇い戸惑っている。
理由は…聞こえるからである!
安普請の宿屋な為、客室内の音がだだ漏れなのだ!
そして、その客室内からはベットの軋む音と女性の喘ぐ声が聞こえてくる…

「何…あの人!?本当に女ナンパして部屋に連れ込んだの?」
呆れる少女二人とは別に、リュカの行いに怒りを感じる少年。
真面目な旅であるにも拘わらず、常に不真面目な大人のリュカが腹立たしく思い、思わず客室の扉を勢い良く叩き開けるウルフ!
「アンタいい加減にしろ…よ…!?」

一言で言うと、竜頭蛇尾。
ウルフは威勢良く怒鳴ったのに尻つぼみで言葉をなくしていった。
室内にいたのはベットに仰向けで寝そべる裸のリュカ…
そしてリュカの上で裸で腰を振る一人の女性…
ウルフと女性は目が合い互いに硬直する。

「シ、シスター・ミカエル…」
絞り出す様にウルフが呟いた…
「きゃー!!!!」
室内に響き渡るシスター・ミカエルの叫び声!
慌てて扉を閉めるウルフ!



それから1時間…
ウルフは茫然自失で喋る事が出来ない。

アルルはシスター・ミカエルの事をハツキから聞く事に…
シスター・ミカエルはアリアハンの教会で勤めるシスター。
髪はキレイで長いブロンド。瞳は青く肌は褐色。小柄ながら胸が大きい。
教会が運営する孤児院で子供達に人気のシスターである。
そしてウルフの憧れの女性でもある…


やっと服を纏い客室から出てきたリュカ。
その後ろから躊躇いながら出てくるシスター・ミカエル。
シスター・ミカエルはハツキとウルフに誰にも言わぬ様懇願する。

リュカは若者3人に、先に外で待つ様促すとシスター・ミカエルにキスをして一時の別れを告げる。
「ミカエルさん。またアリアハンに来る事があったら貴方の元へ現れてもいいかな?」
「はい。リュカさんに会える日を楽しみにしてます」
そして二人は再度キスをして別れた。
このやり
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