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なんか異世界に勇者として召喚されたけどこのメンバーなら余裕
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は緩衝材の役目か。

ゼオンも同じ結論に至ったのか詩樹を侮っている空気がなくなった。

「たまに居るんだよな。劉禅とか秀吉みたいな人誑し。この人は自分が支えてやらないとどうなるかわからないと思わせるタイプとは違って、この人ならなんとかしてくれそうな気がすると思わせるタイプだがな。後者のほうだと全方面が一流じゃないと破綻する。戦闘や政治、コネなんかも多方面に大量に、質も一定以上のがな。そんなので人間のままアラフィフまで生きてる時点で化物に近いぞ」

言われてみればそうだ。たぶん、皆ハイスクールD×Dの平行世界から喚ばれている。その世界であの騒動に巻き込まれてアラフィフの人間って時点でサブキャラ以上の力を持っている。見た目は冴えないおっさんなのに。完全に見た目に騙されていた。

「まあ、オレ達と比べれば格は落ちるだろうけど、それはオレ達がおかしいだけだ。コックが一番槍を上げる方が可笑しいだろう?」

「そうだな。まあ、貴族なのに屋台をやっているオレが可笑しいだけだな」

「なんでそんなのやってるんだよと言いつつ、お嬢たちのシェフ兼執事をやってたオレも人のこと言えないか」

「オレも畑耕したり品種改良とかしてるから何も言えねぇ」

これだけの力を持つ者達がその力を無駄にする。それは良いことなのだろうか?まあ、見せかけの平和を維持しているということだろう。自分達の世界の外は戦乱かもしれない。だが、自分の世界が平和ならそれでいいと思ってるのも呼び出された中にいる。オレもそっち側だしね。たぶんゼオンとジンと九十九、それにジャックもそうだ。

逆になんとかしようと踏ん張ってるのが詩樹やリアン、それと十束もだろうな。組を大きくしているって言ってたしな。

衛だけはちょっと分からない。ソーナ・シトリーが主だとは思うが、どういう状況なのかがさっぱりだからな。

「おっと、浄化が、太鼓の音?」

ジンの言うとおり浄化が始まり、何故か太鼓の音が聞こえる。

「地味に焼ける感じのする音だ。退魔の力を音に乗せている。だが、本来は直接叩き込むのか?威力が低いな」

ゼオンが眉をひそめながらそんなことを言うが、心当たりがある。戦鬼だ。仮面ライダー響鬼に登場する人間が鍛えた先に存在する鬼。それが詩樹の世界には存在して戦鬼になれるだけ鍛えているのか!?しかも転生悪魔なのに浄化の力を使って自分は平気ってことは、聖属性耐性があるってことじゃないか!?

「この距離でこれだが、発生源にいる詩樹は無事なのか?リアンは、この感じは魔力を纏って防御しているのか」

リアンが魔力を纏っているということは、滅びの魔力での防御のはずだ。そうさせるほどに音撃の浄化の力はかなりの物だと言うことだ。本当に一流の下の方なのか分からなくなってきた。


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