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転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2187話
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ウミラーを率いている俺に話を持ってくるというのは、一体どういう理由だ?

「まぁ、話は分かった。けど、それで何で俺に?」
「はい。実は、アクセル代表に会うのは、MIP社からの推薦でして」
「MIP社?」

 そこまで呟き、ふと思い出す。
 以前、MIP社がジオン公国の名家から協力を要請させられていたという話を、誰かから聞いた覚えがあった事に。

「以前MIP社がジオン公国の名家と何かやってるって話を聞いた事があったけど……それが、サハリン家なのか?」
「そうです」
「なるほど。……で? 何でまたわざわざクレイドルにまでやって来て俺に話を持ってきた? MIP社から紹介して貰ったって事は、当然何か理由があるんだろう?」

 これで、実は面識を得たいだけだったと、そう言うのであれば、それこそこの場から叩き出してもおかしくはない。
 だが、当然のようにギニアスは頷きを返す。

「はい。ルナ・ジオンとシャドウミラー。その双方に頼みたい事があり、やって来ました」
「……まぁ、だろうな。で? 頼みたい事ってのは何だ? それを聞くかどうかは分からないが、まずは言ってみろ。ああ。取りあえず立ったままってのもなんだし座ってくれ」

 ギニアスが何を考えてこのような無謀とも言える真似をしたのかは分からない。
 だが、そこまでして叶えたい何かがあるというのであれば、それに興味を持ってもおかしくはなく、実際にギニアスと話している俺もそれが気になったのは間違いない。
 また、ギニアスだけではなく、アイナやノリスといった面々の瞳にも強い意志や決意の感情があるのを見れば、それこそ先程俺が思ったように、シャドウミラーの代表たる俺と面識を得たいから、というだけではないのは間違いない。
 俺の言葉に従い、ソファに座った3人の中でギニアスが口を開く。

「はい。では、失礼して。サハリン家というのは、ジオン・ズム・ダイクンの時代から名家として存続してきました。ですが、それも今のジオン公国では……ザビ家の覚えが良い家だけが名家という扱いになっており、それ以外の家は没落していく一方なのです」

 そう言い、首を横に振るギニアス。
 その話の内容は、俺も分かる。
 ラル家やカーウィン家を始めとして、ルルーの家のキャメロン家もそうだろう。
 まぁ、それらの家はダイクン派である以上、当然なのかもしれないが。

「サハリン家はダイクン派だったのか?」
「いえ、ダイクン派でもザビ家派でもなく、中立といったところです。……それが、ザビ家にとっても面白くなかったのかもしれません」
「だろうな」

 ダイクン派は当然の事、明確に自分達に味方をしなかった連中にも、ザビ家は当たりを強くしていったという話を聞いている。
 それは、純粋に他の家が邪魔だった
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