第6話
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旅に出る予定日の前日になった。
旅の準備はすでに済ませ、日が暮れるまで時間があるため鉄塔まで来ていた。
「エネコ、ここは俺たちにとって思い出深い場所だよな。」
<ネ〜>
一見どこにでもあるような鉄塔だが、ハルとエネコにとっては思い出深い場所だ。
それもそのはずエネコと旅に出るための技の特訓を行った場所だからだ。
「明日から、しばらくこれなくなるからよく目に焼き付けなくちゃな。」
どれくらい、そうしていただろう。日も暮れ始めたので帰る支度を始める。
とその時だった。
<ピーカ>
突如黄色のネズミが突進して頭に乗った
「お、おい!?」
慌てるハルキとエネコ、そんなこともお構いなしにハルキの頭の上で昼寝を始める。
あまりのマイペースっぷりに唖然としてしまった。
「・・・・・・これ、どうしよ」
とりあえず我が家に連れ帰った。
次の日
「旅の準備はできてるね。」
「うん」
「気を付けていってくるのよ」
「わかってるよ!」
「エネコ、ピカチュウ。ハルキをよろしく!」
<ネー!>
<ピカ!>
結局ピカチュウは俺の手持ちとなった。
そして、ぐずりながらもシュウは手を振ってくれた。
思っていたよりも俺に懐いてくれたらしい。
「本当にカントー地方を旅するんだな」
「うん。カントーのマサラタウンって始まりの町って言うんだろ?トレーナーデビューの俺たちにはちょうどいい。」
「マサラタウンにはオーキド研究所がある。旅に行くならオーキド博士に挨拶ぐらいしてってね」
「わかった」
じゃあ行ってくるといってハルは一歩一歩歩き始めた。もう後ろは振り返らない
「いってしまったな」
「えぇ、でもいいトレーナーになるわ。あんなにポケモンたちに好かれているんですもの。」
「あぁ、エネコもピカチュウもいい顔をしていた。」
「さみしくなるわね」
「でも、帰ってきたときあいつはもっと成長している。」
さみしさをにじませながらもミズキとヒデキはハル
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