1部 稀有な人生の始まり
2章 妖狐
魔窟 さざなみ女子寮〜朝の惨事電話
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解、切るわ」
「うん」
俺はそのまま切って知佳さんに返した。
「リスティ聞いてたか」
「うんうん、この年にしてもうプレイボーイだ、すずかちゃんが正妻でアリサちゃんとなのはちゃんが愛人枠かな」
「いやそれだと恭也がお兄ちゃんじゃなく鬼いちゃん化するだろう」
「血を見るねぇ」
「あぁ血を見るな!」
なんか生暖かい目とあほな会話が聞こえる
「うっせえよ、すずかとはそんなんじゃねえよ、なのはとアリサもそんな関係じゃねえ、恋愛なんてくだらん!」
しまった勢い余って言わなくていいことを言ったか、なんでこの海鳴は他人をこうまで心配できるか不思議でしかない
「それは違うで、南條君」
「なんでゆうひ、恋愛なんてその場の祝詞雰囲気でしかないだろう、しょせん人間関係なんて利害関係でしかない!」
「違うよ綾君、綾君が鳴海さんを見る目はそうじゃなかったし、今のすずかちゃんとのやり取りも利害関係での目じゃなかったよ」
「皆さんは優しいからそういう風に考えれるだけだ!」
「それに忍ちゃんたちも本当に綾君の事を心配をしていたんだよ」
「世界が違う・・・あんたらみたいに優しい世界にいたわけじゃない昔も今も」
俺は上半身を脱ぎだした
俺の上半身は打撲の跡、焼き印の後、無知みたいな後散々ついていた。
「この体の印が教えてくれた。人間関係なんて上下関係か欲望関係だけだと!ちょっと親切心で神咲を気が向いたから助けただけだ。親切心じゃない、ただの暇つぶしだ!
人間関係なんて面倒だろ、そのせいで俺は昨日の晩3人に殺されは言いすぎだがぶちのめされそうになったし、そんな事はどうでもいい、俺にも非がある。
空気が悪くなったな。すまない」
そう言って俺は上着を着て庭に出た。
「あんたらはあんたらの世界がある。俺にはあんたらの世界に入れそうもない。それだけだ!」
「うそ!すずかちゃんと話しているとき・・・」
「それ以上言うと、いくらおやっさんの知り合いの知佳さんでも許さないよ、まぁ人並だが心配してくれてありがとう」
「でも・・・」
「知佳!」
「真由お姉ちゃん」
「これは坊主の問題だ!」
「知佳・・・心配しなくても大丈夫だよ、僕もこの地に来て変われた。きっと綾も変われるよ」
聴こえてるんだが・・・聞こえるように言ってるんだと思うけど、出ると今度こそすずかを泣かせるし、庭にゴールとバスケットボールがあったので軽くボールとシュートをして遊んでいたら迎えが来た。
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