暁 〜小説投稿サイト〜
真説魔法少女リリカルなのはエトランゼ改
1部 稀有な人生の始まり
2章 妖狐
魔窟 さざなみ女子寮〜朝の惨事電話
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
だ、もしよかったらサインをもらえるか?」

「うれしいわ〜、名前聴いても良い?」

「忍だ!言ってももわからんな、月村忍だ!」

「忍ちゃんか、元気にしとるん、相変わらず恭也君と仲いいんか?」

「世間狭すぎだろ!」

「そんなに怒ってると成長止まるで!忍ちゃんなら、今日新発売のCDもつけてプレゼントするわ」

「・・・」

「どないしたん」

「やばっ・・・すごくヤバイ・・・」

「そうしたんだ坊主!」
「すごくヤバそうな顔してるね、今更だけど、家の人に無断で来たことを思い出してやばいとか思ってないよね」

「リスティ、人の思考を読むな、その通りだよ、あ〜バックレたくなってきた!」

「なんだ横着無人の坊主が何を焦ってるんだ」

「厄介なんだよ!」

「でも綾君、おうちの方を心配させるのは良くないと思いますよ」

「愛さん、言いたいことはわかりますが・・・」

「知佳です。お久しぶりです。忍さんいらっしゃいますか?」

 知佳さん何を?

「忍さんですか?ご無沙汰してます。今綾君家にいますけれど、変わります?」

 えっと・・・

「はい綾君」

 すごい笑顔で俺に知佳さんのスマホを渡された。

「えっと・・・おはようです忍・・・さん」

「忍さんじゃないわよね、綾、何そんな時にさん付けをするのかしら」

「そうそういまSEENAさんから忍さんにサイン付きのCDをもらったから」

「本当に、私がSEENAさんのファンってよく覚えていたわね・・・違うわよ!・・・ちょっとすずか・・・」

「綾・・・君」

「すずかさん・・・」

 ヤバイ・・・ヤバイ俺の危険信号がかなり鳴ってる

「どうしたのかな?私をさん付けで呼ぶなんて?イケないことをした自覚あるのかな」

「イエス・マム」

 俺は直立不動の姿勢でそう答えた

「ねえ、綾君家にいるのは嫌なの?」

「違うって、すずかの家にいるのは苦じゃねえって、本当に」

「ここ最近夜出てるよね、なんでかな」

「学校が窮屈なだけだ!すずかには言っただろう。俺が生前の記憶を持ってるって、だっから息抜きにお酒を呑もうかなって・・・」

「知ってるよ、でも」

「そのおかげでな、神咲の危機を救って、ゴタゴタがあったけど、ここでご飯食べてたんだよ」

「今から迎えに行くから」

「すずか、今から学校だろ!」

「それは綾君もだよね」

「行かないっていう道は」

「来なくても良いけれど、私もだけど、アリサちゃんやなのはちゃんも心配してたよ」

「わかった、行きます、行かせてもらいます!」

「んじゃ迎えに行くから、どこにも行っちゃいやだからね」

「了
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ