第七十三話
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第七十三話 対峙
須磨の水族館、その前でだった。
今田先生と今日子先生はカーミラと対峙していた、真夜中の水族館の前には三人とそれぞれの使い魔達以外には誰もいない。
それでだ、カーミラは先生達に優雅に微笑んで言った。
「こうした場所こそ宴に相応しいわね」
「私達の戦いにはっていうのね」
「そうよ、他に誰もいなくて」
それでとだ、今田先生も応えた。
「誰にも見られないから」
「ええ。ではね」
「今からはじめるのね」
「そうしましょう、そして言うけれど」
「どちらが勝ってもよね」
「恨むことなしよ」
「わかっているわ。魔力の弱い方が負ける」
今日子先生も言ってきた。
「それが私達の勝負の掟だから」
「掟を護らない者は真の高貴な者に非ず」
カーミラはこんな言葉も出した。
「我が家に代々伝わる言葉よ」
「貴女の家になのね」
「そう。古くから続いている家のね」
カーミラは杏子先生にも優雅な笑みを向けて話した。
「その教えよ」
「だからなのね」
「私は負けたらね」
その時にというのだ。
「素直に認めるわ」
「そう。じゃあね」
「今からね」
「楽しみましょう」
戦い、それをと話してだった。
先生達はそれぞれ身構え魔術を放ちに入った、そして先生達のそれぞれの使い魔達も戦う姿に入った。そのうえで。
カーミラの使い魔達も身構えた、両者の戦いははじまった。使い魔達もそれぞれの術を放ってだった。
先生達もカーミラも術を放つ、カーミラは闇の属性の魔法を多く使う。そして今田先生と今日子先生はというと。
光の魔法を主に使う、今田先生はその中で言った。
「いい?カーミラはね」
「わかっているわ、吸血鬼だからね」
「光の魔法は使えない、そして」
「光の魔法だからね」
「こちらを主に使っていきましょう」
「わかっているわ」
今日子先生も既に光の魔法を主に放っている、光の球に天使達も召喚してだった。46
カーミラと戦う、だがカーミラもだった。
「光にはこれよ」
闇の魔法を多く使いそして悪魔も召喚した、カーミラが召喚したその悪魔はサバトのあくまであるバフォメットだった。
第七十三話 完
2018・7・25
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