第3話 後の相棒との出会い
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一方、客室から逃げるよう形で庭にやってきたハルキはポケモンがのびのびと過ごしている様子を見て目を輝かせていた。
「すごいすごい!!」
初めて見る人間の姿にポケモンは遠巻きに様子をうかがっている。
ハルキもそのことには気づいていたが、気づいていないふりをする。
「(こういうのは気づいていないように装うのが良いんだよな)」
見た目は6歳でも中身は20代の立派な大人である。精神的につられることはあっても基本冷静なのであった。
そんな考えとは裏腹に一匹のポケモンが近づいてきた。
<ネー!!>
「エネコかな?」
ハルキが恐る恐る近づいていくもエネコはその場から動かない。かなり神経が図太い性格の様だ。
意を決して指を顔の近くに寄せるとエネコがすり寄ってきた。思わず頭の上に手を置いてしまったがエネコはその場から動かない。ゆっくりとなでると気持ちよさそうに目を細めた。(元から目は細いが)
手を放した瞬間にエネコはゆっくり歩きだした。しばらくハルはその場から動かなかったが、エネコが振り向き<ネー?>と首をかしげる。
まるで<行かないの?>といっているようだ。
ハルキは慌てて追いかけた。
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