03.過去語
ー双子と王様ー
過去語ー双子と王様ー 四
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くショックを受けたらしい琴葉は、抵抗を止めて躰をアリサに預ける。
そして、三人は雨に打たれながら、急いで拠点へと向かった。
◇ ◆ ◇
「…………木乃伊だ」
「勝手に人の服を剥いで、第一声が其れですか!? 殴りますよ!?」
「あ、木乃伊が喋った」
「木乃伊じゃ在りません! って、何で貴方が居るんですか!?」
「治療してあげるから」
「貴方、男性ですよね!? 幼女の裸を見るのが趣味なんですか!? 幼女趣味ですか!?」
「否々。昨日とんでもないことを見せてくれた、敵幹部を治療してあげるだけ有難いと思いなよ」
「出来ませんよ! 治療中に殺されそうでずっとビクビク為なきゃじゃないですか!」
「大丈夫大丈夫−。殺さないから。少なくとも捕虜で許してあげるからー」
「……って、包帯取らないで下さ……ひゃぁっ!? 冷たッ………」
「あははー、可愛い声じゃ無いか−。もっと聞かせてくれ給えー」
「え、嫌っ……きゃっ、駄目です、それ以上は絶対……! ひッ……やぁあああ!!?」
「うっわ、此れは想像以上。完全に痕が残ってるねぇ」
「え、ヒッ!? き、傷をなぞらないでくだ………ひゃぁあああ!? だから冷たいっ!」
「此れは能力を遣うしか無いね……治癒能力者を呼んだから、大人しく待ってよーねー」
「え、あ! ちょ、待って!? ………全部剥がれた…………もうお嫁に行けない」
「抑も行く気無いでしょ。其れに、行く当てが無かったら私が貰ってあげるよ。散々啼かせて、こき使ってあげる」
「もうやだ…………」
楽しそうに戯れるフランと琴葉を見て、周りで見張りを為ていた構成員達は一斉にツッコんだ。
変態か。と。
「何此の独占欲の印。ねぇ、何か腹が立つから上書きして良い?」
「巫山戯たこと言わないで下さい………っ!」
「いただきまぁす」
「へっ!? ぁ、わあっ!?」
「あー甘くて美味しいね。クセになる」
「ご、拷問なら痛い方で……ひぅ!」
「気持良い方ねー、りょーかい!」
「ひっ!? ……や、ややや、止めろぉおおおお!!」
此の幼女趣味を如何にか為ないと。と。
「感度が高いねぇ。其れに、人間の少女に為ては発育も……」
「何処見てるんですか!?」構成員の気持ちを代弁する琴葉。
「暴力か。相手は?」
「…………引くわ」構成員の気持ちを代弁する琴葉。
「構成員ね。良く上が許すものだ。"役立たず"を如何為ようが、自分には如何でもイイって感じなのかな? うえっ、最悪。あんな白装束のキモチワルイ奴等に汚されたの?」
「………………引くわ」構成員の気持ちを代弁する琴葉。
「じゃあ、早くお強請りしてみてよ。上目遣いで、『私の全てを奪って下さい?』って言って御覧?」
「誰
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