第七千三百十二話 女性上司は特に
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第七千三百十二話 女性上司は特に
ドイツの軍縮政策は続きました、そして特にドイツの歴史それこそ神聖ローマ帝国からはじまって初の首相の人はです。
「軍事よりも大事なものがあるわ」
「だからそちらにですね」
「予算を回していくわ、徴兵制もよ」
問題のそれもというのです。
「止めてね」
「人員自体もですか」
「減らしていくわ」
「それでは兵器もですか」
ドイツは内心深刻なものを感じつつ上司の人に尋ねました。
「減らしていきますか」
「ええ、もう大きな戦争は起きないでしょ」
「そうした時代でないことは確かですね」
ドイツもそう感じてはいました。
「それで、ですか」
「軍隊は減らしていくわ」
「これまで以上にですね」
「いいわね」
こうしてでした、ドイツの軍隊はこの人によってさらに削減されていくことになりました。そしてとんでもない事態に陥ってしまうのでした。
第七千三百十二話 完
2018・10・1
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