機動戦士ガンダム
2183話
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な馬鹿な真似はしないだろうけど」
もしやっても、それが物理的な物である以上、俺に効果はないし。
向こうもそんな馬鹿な真似をしたりはしないだろう。
「まぁ、取りあえず……薬の類は入ってない、普通の紅茶だぞ」
「そうですか」
そう言いながらも、ジェーンが冷蔵庫の飲み物に手を出す様子はない。
何だかんだと、ジェーンの中には連邦に対する根深い疑惑がある……といったところか。
ともあれ、俺とジェーンは移動中の車の中で話をし……やがて10分程が経った頃、車が止まる。
10分か。てっきりもう少し近いのかと思っていたんだけど、予想していたよりも随分と遠かったな。
いや、普段は使われていない場所にゴップがやって来たのを思えば、念には念をいれて警戒してもおかしくはないか。
特に大きいのは、ジャブローのモグラと呼ばれているゴップが、その巣穴から出てきた事だろう。
ゴップにしてみれば、それこそ清水の舞台から飛び降りるつもりでやって来たに等しい。
それだけに、強く警戒をしていてもおかしくはない。……と、思う。
そんな風に思いながら車を降りると、目の前にあったのは一軒の家。
それこそ、このような基地にあるとはちょっと思えないような、そんな家だ。
家の前には、体格のいい……いや、有り体に言えば少し太り気味の男の姿があった。
どこか眠そうな顔をしているように思えるのは、この男の強い特徴だろう。
その男は、笑みを浮かべて俺達の方に近づいてくる。
「ようこそ。まさかこのような形でルナ・ジオンやシャドウミラーの関係者に会うことになるとは思わなかったがね。……儂がゴップだ」
そう言い、ゴップは笑みを浮かべながら握手を求めるべく手を差し出してくるのだった。
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