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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第五十話 出稽古
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うちらかと言われてもピンとこないようだ。
「フェイトさんは、エリオ君が子供なのと弟なのと、どっちが嬉しいのかな?明日、聞いてみようか?」
天然無邪気なキャロの言葉に、エリオがむせかえる。
「ゴメン、キャロ!それはやめて!」
「え〜?」
そんなやりとりを、アスカは穏やかな表情で見ていた。
少しして、
「あー。今日はヴィヴィオに会えなかったな……ヴィヴィオ分を補給し損ねた」
アスカがポツリと呟いた。
「ヴィヴィオ分って、水分じゃないんだからさ」
アスカの一言スバルが笑う。
「いいだろー、別にぃー」
アスカがブーたれた。
そして、本日一番の失言がスバルから飛び出た。
「前から思ってたんだけど、アスカってロリコ……」
バチン!
「イッター!!」
神速のデコピンがスバルに炸裂する!
「前からって、スッゲー失礼な事を言うな!どういう目でオレを見てたんだよ!」
さすがに笑えなかったのか、アスカはデコピンの体勢のまま大声を出す。
「だって、召喚士の女の子の時も妙に優しかったし、キャロにも優しいじゃない!私やティアはゾンザイな扱いなのに!」
スバルも負けじと言い返す。
さらにヒートアップしそうな二人の間に、エリオとキャロが割って入る。
「あ、あの、アスカさん、スバルさん!ここ、食堂ですよ!」
「そうですよ、やめてください!」
10歳コンビに注意され、周囲を見るアスカとスバル。
食堂にいた全員の視線が二人に集中していた。
「「す、すみませんでした」」
スゴスゴと引っ込む16歳と15歳。
「とりあえず……」
アスカは残っていた食べ物をかっこむと、
「ごちそうさま!アディオス!」
さっさとアスカは食堂から退散した。
「「あっ!待ってください!」」
「ちょっと!置いてかないでよ!」
エリキャロとスバルも、食器を片づけて、アスカの後を追うように食堂から出て行った。
ミッドチルダ地上 陸士108部隊隊舎 部隊長室
ギンガは父であり、部隊長であるゲンヤに砲撃事件の調査の経過を報告していた。その隣には、メガネをかけた、白衣の女性がいる。
「現場検証と合わせて、改めて六課からデータをいただきました」
モニターに映し出されたのは、監視カメラが捉えていたクアットロとディエチの映像。
その中で、ディエチの砲撃シーンが映し出される。
「この魔法陣状のテンプレート、使っている動力反応。これまでの物とけた違いに高精度です」
メガネの女性、マリエル・アテンザが、ガジェットと比較したデータを見る。
「間違いなさそうだな」
ゲンヤは表情
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