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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第五十話 出稽古
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ドはスバルしかいなくなる。

それじゃヤバイですよねぇ〜って思っていたら、

「なのは隊長がいらっしゃるし、緊急時ならザフィーラも手を貸してくれる。そこにスバルもいれば、大概の事は大丈夫だ。しっかり稽古を付けてもらってこい」

シグナム副隊長の言葉に、なーんも反論できないオレ。

行くしかないのかよ〜

と沈んでいたら、いつの間にかヘリポートについていた。

時間からして、もうエリオ達は乗り込んでいるな。

「ヴァイスにはもう言ってある。テスタロッサ隊長達を下ろしたら、お前を地上本部まで送れとな」

そのまま転送ポートで聖王教会へ行け、つー事だな。

つーか、食堂で言ってくれよ、そんな事!

なんで歩きながら話すんだ、副隊長は?

「ちなみに……「拒否権はない」あ、そーっすか」

最後の抵抗も空しく、オレは渋々ヘリに乗り込んだ。

「シスターによろしく伝えてくれ」

「へーい」

シグナム副隊長に見送られ、オレはヘリで運ばれる事になった。





outside

地上本部の転送ポートから、アスカはベルカ自治区のターミナルポートに転送された。

「えーと、ここから歩いて30分くらいか」

アスカは地図を頼りに、聖王教会に向かって歩き出した。

ちなみに今のアスカは、管理局の制服の上からフードの付いたマントをすっぽりと被っている。

ベルカ自治区で管理局の制服は目立ちすぎる為、不用意に住民を不安にさせない為の配慮だ。

「だいたい出先でまで痛い目にあわなきゃいけないなんて、オレはMじゃねぇぞ」

マントの男がブツブツと文句を垂れている姿は、怪しさしかない。

《まだ痛い目にあうと決まった訳では?》

グチるアスカにラピが話しかける。

「慰めありがとよ!今まで訓練で痛くなかった事あったか!?」

《……》

「なんか言えよ!」

ギャアギャア騒ぎながら歩いている時、アスカはふと横を流れる川に目をやった。

川辺に、まだ5、6歳くらいの少女が泣いている姿を発見したからだ。

「ヴィヴィオと同じくらいの子だな……何かあったのか?」

泣いている子供を見ると、放っておけないアスカ。

その少女のに声を掛ける。

「よお、どうしたんだい?川の近くは危ないぞ」

急に話しかけられた少女は驚いた顔をしたが、またすぐに泣き出してしまう。

「おいおい、何があったんだ?お兄ちゃんに言ってみな」

アスカは少女を撫でて、事情を聞く。

「ぐす……お誕生日にもらった、大事なペンダント、落としちゃったの……」

ベソをかきながら、少女が川を指さす。

「そうか、ちょっと待ってな」

アスカはそう言ってマントと制
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