第十四話 堕天使とメイド
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の祈祷書っていう本よ。」
それは大役だ。
「巫女はね。式の前からこの始祖の祈祷書を肌身離さず持ち歩いて、式では始祖の祈祷書を手に、式の詔を読み上げるの。詔は、自分で考えなきゃならないの。」
そりゃ大変だ。
「というわけで、私は手が離せないの。だから行くのは禁止。」
「フォオン…。」
アルマロスは、がっくりと肩を落とした。
シエスタには悪いが断るしかないようだ。
「……そんなにあのメイドが気にかかるの?」
「フォ?」
「別にいいけど…。あんまり色目振りまかないでよ。」
それはどういう意味だと思ったが、ルイズが却下するなら仕方がないかと、アルマロスは、シエスタに伝えるべく部屋を出ようとした。
「どこ行くの?」
「フォオン。」
「あのメイドのところ? 今行くの? 別に明日でもいいじゃない。」
なんだか最近ルイズの様子が変な気がする。
なんと言えばいいのか分からないが、なんとなくそう思う。
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