188部分:第十二話 朝まだきにその十四
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「それではだ。誰にすべきか」
「そうですね。ここは」
部下がここで言った。
「ホルニヒはどうでしょうか」
「ホルニヒ?というと」
「はい、息子のホルニヒです」
この名前をだ。男爵に話すのだった。
「彼はどうでしょう」
「リヒャルト=ホルニヒか」
男爵はそのフルネームを口にした。彼もまた知っている者だった。
「彼だな」
「はい、彼はどうでしょうか」
こうだ。部下も男爵に対して薦める。
「真面目な性格ですし」
「そうだな。いいな」
男爵もだ。彼でいいというのであった。
考える顔になってだ。彼はまた言った。
「彼でな」
「はい、わかりました。それでは」
こうしてであった。そのホルニヒが王の馬丁官になった。そうなったのである。これもまた、だ。運命の出会いの一つであった。
第十二話 完
2011・2・27
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