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アルマロスinゼロの使い魔
第六話  舞踏会
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ルマロスを信用しているのだろう?
 そう思ったら、ルイズは、ゾッとした。
 ルイズは、アルマロスの方を見た。
 アルマロスは、まだキュルケと踊っている。
 楽しそうに。
 別にあそこにいるのは自分じゃなくてもよかったのだ。
 自分が彼にとって主人にあたるから、ダンスの相手になっただけのだろうか?
 一度疑問を持つと、次から次に疑問が浮かんでくる。
『相棒は自覚してねーみてーだけど、人間を魅了する力を持ってると思うぜ。』
 かつて、アルマロスを崇め奉っていた人間達がいたと聞いていたが、自分もまたそんな人間の一人になってしまっていたのだろうか。
 ルイズは、スカートの端を掴み、一目散にホールから出て行った。
『あっ、おい! ……けど、一応言っておかなきゃなんねーことだったんだ。悪く思うなよ、相棒。』

 キュルケと踊っていたアルマロスは、ルイズがいなくなっていることにすぐに気が付いた。
「ダーリン?」
 急に踊りを止めたアルマロスに疑問を持ったキュルケが声をかける。
 アルマロスは、キュルケをどけて、観客達を割って、ホールから出て行った。
「ダーリン!」
 キュルケが呼ぶ声を無視して、アルマロスは、ルイズを探しに行った。





***





 校内中を走り回ったアルマロスは、やがてルイズの部屋に来た。
 ルイズは、布団を頭までかぶっていた。
「フォォン?」
「来ないで!」
「!」
 アルマロスが声をかけたら、ルイズに強く拒絶された。
「あんたが堕天使だってこと忘れてた…。あなたは、創造主の神を裏切って…、いくら人間を愛していたからって…、なのに私、あなたのこと信用してた…。なんで? なんでこんなにあなたのことすんなり受け入れてたの? あなたが何かしたんじゃないの? あなたはそうやって人間を魅了して自分を崇めさせていたんじゃないの? どうなのよ!」
 まくし立てて来るルイズの言葉に、アルマロスは固まった。
「答えられないでしょ? 心当たりがあるんでしょ? ねえどうして? どうしてあなたは堕天使なの? どんなに人間のフリしてたって、あなたは人間じゃないの! どうしてなのよ、どうして!」
「……。」
「どうして、そんなに、私に優しいの…?」
「…フォォン。」
「どうして…。」
 ルイズのすすり泣く声が部屋に響いた。
 アルマロスは、ルイズの机の上にあるノートを取り、筆で字を書いた。
 そして、それをルイズの傍に置いた。
 ノートを置いた、アルマロスは、部屋から出て行った。
 泣いていたルイズは、やがて自分の枕の傍にノートが置いてあるのに気付いた。
 ノートには。

 『君は、僕の命の恩人だか
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