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アルマロスinゼロの使い魔
第五話  土くれ
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感動した面持ちで見た。
 オスマンは、息をつき。
「そうか。では頼んだぞ。」
「反対です! 生徒達をそんな危険にさらすわけには!」
「では、君が行くかね? ミセス・シュヴルーズ。」
「い、いえ…、わたしは体調がすぐれませんので…。」
「彼女達は、敵を見ている。そのうえ、ミス・タバサは若くして、シュヴァリエの称号を持つ騎士だと聞いているが。」
「本当なの? タバサ。」
 キュルケが驚いて聞くと、タバサは頷いた。
「ミス・ツェルプストーは、ゲルマニアの優秀な軍人を数多く輩出した家系の出で、彼女自身の炎の魔法も、かなり強力と聞いているが? ミス・ヴァリエールは……、数々の優秀なメイジを輩出したヴァリエール公爵家の息女で、その、うむ、なんだ、将来有望なメイジと聞いているが? しかもその使い魔は! グラモン元帥の息子である、ギーシュ・ド・グラモンと決闘して勝ったと言う噂だが。」
「そうですぞ、なにせ彼は、ガンダー…。」
 言いかけたコルベールを、オスマンが口を押えて止めた。
「ムグっ、は、はい、なんでもありません! はい!」
「彼らに勝てるという者がいるのなら、前に一歩出たまえ。」
 誰もいなかった。
「魔法学院は、諸君らの努力と貴族と義務に期待する。」
 ルイズと、キュルケと、タバサは、直立し、「杖にかけて!」っと同時に唱和した。
 アルマロスは、そんな三人を見て、それからチラリッと、ロングビルを見た。
 そして、フーケのもとに行くための案内役としてロングビルがついていくことになり、馬車に乗って、問題の廃屋に向かうことになった。
「ねえ、アルマロス。どうしたの?」
「……。」
 アルマロスは、ジッとロングビルを見ていた。
 それをおかしいと思ったルイズが話しかけてもアルマロスは答えなかった。
「まさかダーリン…、ミス・ロングビルのが好みなんじゃ…。」
「そんなわけないでしょ!」
 キュルケの言葉にルイズが反論した。
 違うわよね!?っとルイズがアルマロスに聞くと、アルマロスは、ハッとして、キョトンとした顔をしていた。
「アルマロス…。」
「フォ?」
「…もういい。」
 ルイズは、拗ねてそっぷを向いた。





***





 やがて廃屋近くにつくと、途中から場所を降り、徒歩で向かった。
「あれがフーケのいる廃屋?」
「誰かが偵察に行かないと…。」
「すばしっこいの。」
 タバサがアルマロスを指さした。
 言われたアルマロスは、茂みから立ち上がり、足音を立てず、ゆっくりと廃屋に近づいた。
 やがて廃屋に入って行き、しばらくして出てきて、ルイズ達を手招きした。
 ルイズ達も廃屋に向かい、チェスト
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