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永遠の謎
187部分:第十二話 朝まだきにその十三
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イセンに対して」
「卑屈になってはならない」
 王はこうも言った。
「王は何か。国は何か」
「王とは。国とはですか」
「我がバイエルンは基本的に臣下だった」
 そのことは歴史にある通りだ。ヴィッテルスバッハ家は神聖ローマ帝国の中にあった。皇帝になったことはあるがだ。王である方が長かったのだ。

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