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アルマロスinゼロの使い魔
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永遠の牢獄に繋がれたはずだった。
 アルマロスは、かなり遅れて堕天した時、不幸にもタワーに向かって墜落した。そこでネザー化したアラキエルが身を徹して彼を受け止めたため、地上に衝突することは防げた。結果アラキエルは死亡し、その魂は彼のネフィリムに取り込まれ、アルマロスが管理することになる階層の水の中で水のネフィリムとして存在することになり、死ねばベリアルに魂を奪われることを警戒していた堕天使達に、ネフィリムに魂を預ければベリアルに魂を奪われずに済むという対策を知るに至った。
 そのおかげか、堕天使達の中で比較的ダメージが少なく(それでも声を失ったが)、生命維持装置であるウォッチャースーツを脱いでも多少は活動できた。
 アルマロスは、堕天したものの純粋に人間を愛し、人間同士の友情に憧れていた。だから堕天したことで敵同士となってもイーノックのことを親友として見ていた。
 イーノックがイシュタールの骨を求めて冥界に下りた時は、イーノックを現世へ戻すための死者の腕を使い冥界の王ベリアルの目を掻い潜って彼を助けたりしている。
 なのでアルマロスが管理する階層にイーノックが来た際には、露出が多い踊り子の恰好をして派手なステージで彼を出迎えた。さすがに戦う時はウォッチャースーツを着込まなければならなかったが…、アルマロスは、ウォッチャースーツが苦手だった。
 そう言う意味では、堕天した天使勢の中で、アルマロスは、一番の変わり者だったと言えるかもしれない。
 アルマロスは、人間に憧れるきっかけとなったイーノックを第一に考えていた。だから冥界に誘拐されたナンナという人間の少女を救うために危険を承知で冥界の最下層まで飛び込んでいったイーノックを救いに行くために、イーノックと旅路を共にする大天使ルシフェルに言われるまま冥界に下りた。
 そしてベリアルの闇の力に侵されたイーノックを救うために命を懸けて戦い、闇の呪縛から解放もした。
 しかし怒ったベリアルに捕まり、更にアルマロスにイーノックを助けるように仕向けた大天使ルシフェルによって冥界に置き去りにされ闇に飲み込まれてしまった。(この件については、今までグレゴリの天使達が堕天するのを時間操作で阻止していたルシフェルが、今まで参加しなかったアルマロスに邪魔をされてしまい堕天を許してしまったのが関係しているとかしてないとか?)
 そして、色々とあったが、復活したイーノックの前に再び現れたアルマロスは、もはやアルマロスではなくなっていた。
 ネザー化。それは、堕天使が堕天使になる時に、たった一回だけ使える最後の手段。これを使えばせっかく手に入れた人間の肉体を失い、怪物の姿に変り果ててしまう。
 ベリアルの闇と冥界の瘴気によって強化されたネザーとなったアルマロスは、ベリアルの手先にされ、ベリア
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