暁 〜小説投稿サイト〜
リリなのinボクらの太陽サーガ
騎士のリベンジェンス
[7/36]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
らもらったゾハル・エミュレーター。彼ら曰く、これをブルームーンにあるSOPのサーバーに接続すれば、管理局員の魔法は全てこっちで制御できる」

「へぇ……それ、シャロンが持ってたんだ……。ま、いっか。最高評議会の権限を利用すれば連中も黙るしかなくなる。文字通り、管理局の首根っこを掴む訳だし」

「そんな訳だからいずれ宇宙へ行く手段が必要になってくるんだけど……」

ギジタイのせいで他の世界から次元航行艦が来れないし、管理局の次元航行艦を奪うにしても、ギジタイが変形した際にアースラを除く全てが分解、吸収されてしまった。このシェルターも避難所として使われている以上、私情で動かしてくれるとは思えない。ということは、

「沈没したアースラを引き上げて使うか、ギジタイに乗り込んで無事な次元航行艦があることに賭けるか……」

「そもそも、今すぐギジタイに乗り込める?」

「敵の本拠地だし、やっぱり難しいね。まあ今すぐ宇宙に行かなきゃならないって訳じゃないし、タイミング次第じゃこのシェルターを飛ばして行く可能性だってある。これも当分は保留ってことにしよう」

一瞬、今の絶好調なケイオスをけしかければレジアスも私を狙うのを止めてくれるんじゃないかと思ったけど、やり過ぎて地上本部ごと滅ぼしそうだから一応最終手段ということにしておく。

「ただ調べ物に集中しようにも、毎日来るアンデッドの襲撃に何らかの対策を取らないとマズいか」

「ん、格ゲーで言うなら壁際でハメ技喰らってるような状態だしね、今のミッド。多分、今日もアンデッドの襲撃があると思うから、それまでに何かしら手を打っておいた方が良い」

「そういえばアンデッドと戦う時、アウターヘブン社の兵士と管理局の魔導師はそれぞれどう戦ってるの? 私、まだここの人達の戦い方を熟知してるわけじゃないから今のうちに知っておきたい」

「じゃ、説明する。兵士は主にバリケードを設置して、銃火器やIRVINGで無理やり押し返してる感じ。だからショットガンとかグレネードといった威力のある兵器が重宝されてるけど、弾数は無限じゃないから、直接触れないように盾やトラップ、あとついでに魔法もそれなりに活用して、どうにかやりくりしてる感じ」

今のでイメージしたのは、身体が液体金属のターミネーターが出る映画だった。まさか本当にそんな敵が現れるとは思ってないけど、特定の人物をターゲットにした途轍もない強敵が出てくるパターンは普通にあり得そう。

「じゃあ管理局の魔導師は?」

「相変わらず魔法頼りでお綺麗な戦術ばっか使ってる。確かに魔法はあらゆる状況に対応できるけど、暗黒物質で魔力素が分解される以上、効果がかなり減衰するのが厄介だ。俺の見た限り、グールに砲撃魔法を撃っても威力は本来の半分にも満たない。空気
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ