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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica21約束〜Oath〜
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事を終えて、「ごちそうさまでした!」ってシャルさん達にお礼を言った後、エントランスから外へと出る。わたし達はルーツィエさんの運転するリムジンが来るのを待って、ヴィクターさんと番長たちはエドガーさんが車を取りに行ってるのを待つ。
「ではヴィヴィ、アインハルト、リオ、コロナ、ルー、リヴィ、来年のインターミドルであなた達と槍を交えることを楽しみにしていますわ」
「ああ。だからオレ達と当たる前に負けんじゃねぇぞ。これ約束だからな」
番長が突き出した右拳に、わたし達も拳を出してコツンと打ち合わせた。番長やヴィクターさんと闘えるまでのレベルアップをして、必ずリングの上で会うんだっていう約束をした。とそこにルーツィエさんの運転するリムジンがエントランス前に横付けされた。
「ヴィクターさん、番長、今日はありがとうございま――」
お別れの前に改めてお礼を言おうとした時、PiPiPi♪って通信が入ったことを知らせるコール音が鳴った。受信者はシャルさんのようで、「ほいほい、こちらシャル」ってモニターを展開して通信を繋げた。
『あ、イリス。本部よりスクランブル要請が入った。北部レムリア地区とアーグルトン地区に仮面持ちが4人ずつ出現。私とセレスとアンジェは先行して向かうけど、そっちはどうする?』
「う〜ん・・・」
通信の相手はクラリスさんだった。シャルさん達はわたし達の護衛として付き合ってもらってるから、こういう緊急時にはわたしは足を引っ張る存在になっちゃうわけで。迷惑かけちゃってるな・・・って落ち込んでると、「ふわっ? ルシルさん・・・?」がわたしの頭を優しく撫でた。
「ヴィヴィオが
辛い
(
そんな
)
顔をする必要は無いよ。悪いのは君ではなく最後の大隊なのだから」
「ルシルさん・・・!」
「そうだよ、ヴィヴィオ」
「ヴィヴィオは何もしてないもん!」
「はい。その通りです」
「だから気にしちゃダメだよ」
「大丈夫ですよ、ヴィヴィオ! シャル達が必ず、最後の大隊を捕まえてくれます!」
「コロナ、リオ、アインハルトさん・・・フォルセティ、イクス。うん、ありがとう!」
わたしは本当に幸せ者だって、いつも思ってることを改めて思う。目を閉じて胸のうちにある温かな思いを感じていたところで・・・
――トランスファーゲート――
「おっと。妙なタイミングで拉致してきたわね〜」
シャルさんがそう言ったから慌てて目を開けると、わたしの腕を掴もうとしている腕が空間の歪みから生えてきていて、ルシルさんがその何者かの腕を掴んでいた。目をパチクリしていると、「ヴィヴィオ、こっち!」ってアイリがわたしを抱きしめた。
『何かあった?』
「こっちにも仮面持ちが出た。完全にヴィヴィオ狙い」
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