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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica21約束〜Oath〜
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ちがどこに拉致されたとしても、リヴィアが即座に迎え来てくれる手筈を、お父さんが整えてくれたんだ」

「私がカルナージに戻っても判るみたいだし、ヴィヴィオ達は安心して拉致られて良いよ?」

「一応お願いしますって言っておくよ・・・」

拉致されるより早く、ルシルさん達がきっと最後の大隊をどうにかしてくれると思うし、リヴィもすぐに迎えに来てくれるって言うし、だから不安はないよ。

「ヴィヴィオさんが最後の大隊に怯えないで良い日が、早く戻ってきてもらいたいですね」

「アインハルトさんも、フォルセティにイクスも・・・。みんなが安心して過ごせる日々が戻ってきますよ」

着替えを終えたわたし達は「お待たせしました〜!」ってシャルさん達と合流。エントランスホールの一角にあるカフェテリアで少し休憩をすることになった。シャルさん達大人組の奢りということで、ちょっと遠慮しつつも好きな物を注文。ちなみにわたしは、疲れきったこの体にパフェというご褒美を与える事にしました♪

「にしても、お前ら羨まし過ぎるぜ」

ステーキを頬張りながら番長がそんな事を言ってきたから、わたし達は「???」って小首を傾げて見せた。

「いやさ。何の誇張も無く、ガチで次元世界最強クラスのすげぇ人たちと試合して鍛えてんだろ? いろんなアドバイスも貰ってるんだろうし。チビ達、すげぇ幸せな立場に居るんだぜ?」

羨ましいってそういう意味だったんだ。でもシャルさんが「今日が特別なだけよ」って返した。そう、ルミナさんとの試合は本当に今日だけの特別なものだった。ルシルさんも「普段は仕事で忙しいからな」って続いた。

「今回はヴィヴィオ達から頼まれた事で、彼女たちが相手にと選んだルミナが試合することになっただけです」

「そ。今日、私たちの騎士隊は休暇だったこともあるから、こうして付いて来れたの。けど明日からまた仕事ってこともあるし、最後の大隊を潰したらそれこそ、シャルやルシルは別として、私とトリシュとの接点は限りなく少なくなるからね」

「ということは、オレやお嬢がルミナさんと闘えたのも・・・」

「奇跡のような幸運だったわけですわね」

本当にいろんな積み重ねがあっての現在(いま)があるってことが判って、わたし達は笑い合った。それから食事を続けているとノーヴェが「あの、お2人に相談があるのですが」って、ヴィクターさんと番長に話を切り出した。

「ヴィヴィオ達の監督兼コーチとして、あたしは日々この子たちを鍛えているんですが。身体の鍛錬は問題は無いんですけど、アインハルトの覇王流については変に口を出してスタイルを崩してしまうようなことは出来ないんです。そこで、公式試合の経験者とのスパーリングをたくさん経験させようと考えたのです。で、お2人の知り合いをま
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