第二章
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「そうするけどな」
「風呂もかいな」
「そっちにも入るんかいな」
「わんこそば食う前に」
「そうするんや」
「そや、これが準備体操の第二段階や」
それになるとだ、関自身も言った。
「そうするで、今から」
「ううん、まあ自分がそう言うならな」
「今から風呂に入ろうな」
「スーパー銭湯で身体洗ってサウナに入って」
「お湯にも入ろうな」
「そうしような」
関は友人達に笑顔で応えた、そしてだった。
彼は身体を洗いサウナに入り湯舟にも入った、そうして身体を奇麗にしてかなりの量の汗をかいてだった。
それからだ、彼は友人達にここでも宣言した。
「よし、行こうな」
「これからな」
「わんこそば百杯食うの見せてもらうで」
「自分のその食いっぷりをな」
「そうさせてもらうで」
「ほなな」
関は友人達と共に百貨店に向かった、そうして東北フェスタが行われている階に行ってそのうえでだった。
店に入りだ、遂にだった。
関は席に座りわんこそばを注文した、勿論友人達もそうした。彼等は全員でわんこそばを食べはじめた。
「はい、どんどん」
「はい、もう一丁」
お店の着物のお姉さんがそばをどんどん入れていく、それをだった。
関達はどんどん食べていく、友人達は何十杯か食べるとだ。
限界が来て止まった、しかし関は。
どんどん食べていった、そうして。
七十八十九十と杯を重ねていき遂にだった。
百までのカウントダウンとなった、友人達はその状況を見て言った。
「いよいよやな」
「ああ、百杯が見えてきたで」
「九十五杯いったな」
「あと五杯や」
「四杯になったで」
関は今九十六杯目を食べたところだった。
「ほなな」
「あと少しや」
「あと四杯や」
「三杯になったで」
関の勢いは止まらない、言っている傍から。
また一杯食べる、そしてさらに。
九十九杯となった、こうなればあと一杯だが。
その一杯も食べた、ここで友人達は全員で言った。
「よし、いったな」
「百杯いったで」
「大台突破や」
「目標達成や」
「それいけたわ」
全員で喜んだ、そして関はというと。
百杯からさらに食べていき遂にだった。
二百杯食べた、このきりのいいところでだった。
関も止まった、しかし彼は満足感と共に友人達に話した。
「いったな」
「ああ、百杯な」
「それどころか二百杯いったわ」
「見事いったな」
「その食いっぷり見せてもらったで」
「よおやった」
「よお食うたわ」
全員で関を褒め称える、そのうえで彼にさらに言うのだった。わんこそばの和風の店を出ての百貨店中を下に降りていきながら。
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