暁 〜小説投稿サイト〜
ラブホテルの経営
第五章

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「さて、どんなコスプレを買うか」
「それで揃えるかだな」
「ええ、具体的にね」
「そりゃまずあれだろ」
 智和はロースをタベツツ裕香に言った、二人の間の網の上に肉の切れ端が幾つかあって焼かれている。
「ブルマだよ」
「ブルマなのね」
「体操服のな」
 智和は真顔で言った。
「それが第一だろ」
「そうなのね」
「ああ、コスプレっていったらな」 
 まさにというのだ。
「これが第一だろ」
「わかったわ、じゃあね」
「まずはな」
「ブルマね」
 裕香はハツを食べつつ真顔で頷いた。
「それにするわ」
「よし、最初はこれで決まりだな」
「ブルマとくれば後はブレザーにセーラーに」
「制服系もな」
「いるわね、制服というと」
 さらに考えて言う裕香だった。
「フライトアテンダント、OL、ナースも」
「全部揃えるか」
「そうするわね、あてコスプレの定番は」
「バニーガールだろ」
 智和はジョッキのビールを飲みつつ言った。
「それだろ」
「バニーガールね」
「あとチャイナドレス、ボンテージにバドワイザーにレオタード、浴衣だな」
「浴衣もなの」
「それもだろ、それとな」
 さらに話した智和だった。
「アニメキャラもいくか」
「アニメもなの」
「ああ、マニアもいるからな」
 そちらの方のだ。
「そうした人向けにな」
「アニメのコスプレもなの」
「揃えておくといいだろ」
「そうなのね」
「ああ、色々とな」
「私レオタードとかエプロンも考えていたけれど」
「それにプラスアルファしてだ」
 智和は真面目にしかも格好いい声で言い切った。
「アニメキャラのコスプレもだ」
「用意しておくのね」
「そうした服も通販やお店で買える」
「へえ、じゃあ買っておくわね」
 そうした服もというのだ。
「そうするわ」
「もう色々あるがな」
「有名どころよね」
「それはな」
 智和はその『有名どころ』をあらかた話した。そうして裕香にあらためて言った。
「これ位だ」
「多いわね」
「そこから幾つか選ぶがな」
「外せないのもあるのね」
「絶対に外せないのはな」
 智和はそうしたもののラインアップもした。
「これ位だ」
「やっぱり多いわね」
「ああ、しかしな」
「これだけ揃えるとなの」
「いいだろう」
「最初に出したブルマとかも含めて」
「そうだ、あと水着もな」
 こちらもというのだ。
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