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翠碧色の虹
第三十四幕:夜華に舞う虹
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心桜「笹夜先輩も一枚撮ってもらうといいよ! お兄さん!」

天美さんが写真を撮るポーズをする。

時崎「あ、ああ。高月さん!」
笹夜「はい♪」

高月さんは、特にポーズを決める訳ではなかったけど、それが高月さんらしい所でもある。自然で上品な高月さんを一枚撮影した。

時崎「ありがとう! 高月さん!」
笹夜「はい♪」
心桜「つっちゃーは?」
笹夜「もうすぐだと思います♪」
心桜「お兄さん!」
時崎「え!?」
心桜「つっちゃーが、どんな浴衣か予想できる?」
時崎「七夏ちゃんの浴衣姿か・・・そうだな・・・」

七夏ちゃんがどんな浴衣姿なのか・・・それはつまり、七夏ちゃんの好みを理解できているかどうかという事になる。これまでの七夏ちゃんの行動や好みを振り返る。セブンリーフが好きだから若葉色基調かと思ったけど、高月さんが緑色基調の浴衣姿だから今回はそれはないだろう。他に思い付くのは・・・七夏ちゃんは何色が好きかという事が大きく影響するはずだ。

<<七夏「えっと・・・私は、この優しい緑色がいいかなって、思ったんですけど、こっちの青色も可愛いなって・・・でも、青色のは持ってるから・・・」>>

目を閉じて考えていると、何故か七夏ちゃんが水着を選んでいた時の記憶が蘇った。他にも白地に青いラインのワンピース姿、お部屋でうたた寝していた時の姿・・・これらを統合すると−−−

笹夜「時崎さん!?」
心桜「お兄さん、結構悩んでるねー」
時崎「七夏ちゃんは、青色の浴衣だと思う!」
七夏「え!?」

目を開けると、浴衣姿の七夏ちゃんが居た。浴衣の色は青色を基調とした涼しそうな印象で可愛い。

笹夜「まあ♪」
心桜「おお! お兄さん! すご!」
七夏「えっと・・・」
時崎「七夏ちゃん! 思ったとおり、とってもよく似合ってるよ!」

本当は「よく似合ってて可愛い」と言いたかったけど、言えなかった。

七夏「ありがとです☆」

七夏ちゃんの浴衣姿も裾丈は長く、一般的な浴衣姿と言える。普段の民宿風水の浴衣姿との共通する所もあるような、安心感を与えてくれる素敵な浴衣だと思う。

心桜「はい! つっちゃー! こっち!」
七夏「え!?」
心桜「お兄さんっ!」
時崎「了解! 七夏ちゃん!」
七夏「は、はい☆」

俺は、七夏ちゃんの浴衣姿を撮影した。

心桜「んで、笹夜先輩!」
笹夜「え!?」
七夏「ひゃっ☆ こ、ここちゃー☆」
心桜「お兄さん! もう一枚!」
時崎「ああ!」

天美さんが、七夏ちゃんと、高月さんを引き寄せて三人一緒になったところを撮影した。

心桜「ありがと! お兄さん!」
七夏「くすっ☆」
凪咲「あら! 三人とも、とっても素敵ね♪」
笹夜「ありがとうございます♪
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