デスゲームの始まり
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「えーと、もしかして家で一人?」
現実のことを聞くのはタブーなんだが聞いとかなければいかない
「はい。両親ともに仕事しています」
「俺は一人暮らしを強いられているから一人なんだ。俺やおっさんがいますぐ現実に戻るのは現状不可能だな」
どうする……ってなんだ?あのWONING……
「おっさん、あれ見た方がいいかも。もしかしたらレーザーが出てきたりするかも……」
「そんなわけないじゃないですか。出るとしたらモンスターですよ」
それもそうだろう。って、赤マントが出てきた……
「答えはGMかな……一体何のためにここに来たんだ……」
「何…それ……どういうこと…………」
赤マントの話が終わるとさっきまでゴツいおっさんだった少女が涙目で言う
「おっさ……じゃなくて少女?まあ要約するとここで死んだら現実の俺たちがマイクロウェーブによって脳を焼かれて死ぬ。さっきもらった手鏡は現実の俺たちの容姿にするための道具。ここから出るためには100層をクリアする、全ては茅場明彦の陰謀だったというわけだ……」
「あなたはどうするの?」
「俺はβテスト経験者だからとりあえずレベルあげをする。あんた名前は?」
「シンラ」
「俺はフウリだ。シンラ、生きるためにはこの街から出て違う街を拠点にしてレベルを上げなければいけない。シンラ、俺と来い。守りながらレベルを上げるには一人が限界だ。選ぶならシンラのような将来的に有望なやつを選ぶ。事態は一刻を争う。選べ」
「私は……しばらくフウリさんに着いていく」
よし、これで一人救えた。次の街で二人分の装備を買わないとな
「行くぞ。βテスト経験者はみんなどこがいい経験値の稼ぎ場所か知っている。だが俺しか知らない場所がある。俺たちはその場所で狩る」
「分かりました。では行きましょう」
俺たちは走り出した。このデスゲームは絶対に生き抜く。そしてシンラを生き抜かせるんだと心に決めた
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