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相談役毒蛙の日常
三十四日目
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もいたしますから。どうか」

すごく悔しそうだった。

本心は自分達の手で無限PK犯をぶん殴りたかったんだろうな…。

『………それがALOで初めて【確認】された無限PK事件の顛末、っていう事だね?』

まだ終わってないぞ。

俺達は持ってきていたアミュスフィアを使って双子の部屋でダイブした。

『よくもまぁ、他人の前でダイブできたね?』

あの夫婦はそんな奴じゃねぇよ。

ダイブした俺達は四人で当時のカオスブレイブズの本拠地だったアルンの宿屋に向かったんだ。

幸い環状山脈の内側の話だったからな。

そう時間はかからなかった。

宿屋の中にはギルマスのテルキスだけが残っていた。

他の面子は出払っていた。

「トード…? そのケットシーはどうしたんだ?」

俺と慧奈の後ろに隠れる双子にテルキスが驚いていた。

「テルキス。一つ頼みがある」

「俺とお前の仲だ。言ってみろ」

「いまから少し私情で動く。ギルドに迷惑が掛かる可能性がある。抜けさせてくれ」

「テルキス。私からもお願いするわ、テルキス」

「待て。事情を話せ。さすがにいきなり抜けさせてくれはないだろう?」

俺達はテルキスに事の次第を話した。

テルキスはぐっと拳を握りしめてから、言った。

「脱退は認められない。その報復の責任を俺にも負わせろ」

「テルキス。俺だけならBANされるだけですむ。
だがお前まで関わったら、誰が世界樹を斬り倒すんだ!」

「ここはゲームだ! 世界樹攻略はゲームでしかない! だがその双子の件は違うだろう!
リアルが、彼女らの人生にまで関わるだろう!」

その言葉は俺の胸に刺さったね。

「俺とお前の仲じゃないか。のけ者にしないで欲しい」

「……わかった」

「カールターナー。君の脱退も同じくだ」

「ありがとう。テルキス」

『それでギルドマスターは手伝ったの?』

ギルドで貯蔵していた全回復アイテムの無制限使用許可を出してくれた。

俺達が勝手に使った、と他のメンバーに説明してくれるって確約と共にな。

『つまり報復を見過ごし何かあれば監督責任という形で責任を取る、と?』

ああ、そういう事だ。

『それでどうやって報復したか聞かせてもらっていい?』

まず、カールターナーが囮として例のポイント周辺を非武装で歩き回る。

案の定奴らカールターナーを狙って来やがった。

そこを俺が煙幕はって対集団対人装備で突っ込んで全員抹殺。

『よくできたなそんな事…』

無限PKなんぞやる奴が正面戦闘で強いはずないだろ。

せいぜい10くらいだったしな。

で、カールターナーを世界樹の滴で蘇生。

一人ず
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