第68話(2章終了)
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〜演習地〜
「それにしても、結社は変な事になってるみたいね………」
「ええ、まさか第二柱が追われているとは………」
「………はい………」
「そのあたりの状況は探っていく必要がありそうね。」
アリサとシャロンの話にエマは辛そうな表情で頷き、セリーヌは真剣な表情で呟いた。
「”蛇の使徒”の第二柱か〜。確か話によるとその人はシルフィアさ―――じゃなくてリアンヌさんと同じ女性の”蛇の使徒”だったそうだけど、ヨシュアは結社時代その人と話した事とかはあるの?」
「………彼女―――――”蒼の深淵”と会話を交わした事はあるけど、会話は数える程だったから正直僕は彼女の人柄等についてはあまり詳しくないよ。彼女の興味はレーヴェだったから、僕はレーヴェのおまけ程度にしか見られていなかっただろうし。」
「へ………け、”結社時代”って、もしかしてヨシュアさんは………!」
そこに話に加わってきたエステルとヨシュアの会話を聞いてアリサたちと共に驚いたマキアスは信じられない表情でヨシュアを見つめ
「うん、かつては”執行者”の一人だったんだ。………最もエステルや父さん達との出会いがあったお陰で、結社を完全に離れる事ができて遊撃士として活動しているんだ。――――だからこそ、最初貴女が彼らと共にいる事には驚いたよ――――――執行者No.\”告死線域”のクルーガー。」
「あ、あんですって〜!?じゃあ、そこのメイドさんは結社の”執行者”なの!?」
ヨシュアは説明した後真剣な表情でシャロンを見つめ、ヨシュアの話を聞いたエステルは驚いた様子でシャロンを見つめ
「そういえばヨシュアはレオンハルト准将と同じ元”執行者”の一人でもあったから、シャロンさんと顔見知りでもおかしくなかったな………」
「シャロン………」
リィンは静かな表情でヨシュアとシャロンを見比べ、アリサは複雑そうな表情をしていた。
「フフ………―――――お久しぶりですわ、ヨシュア様。最後にお会いした時と比べると随分と雰囲気が変わられましたが………それも”剣聖”―――――いえ、かの”空の女神”の一族による導きでしょうか♪」
「………そうだね。父さんやエステル達との出会いで僕自身を取り戻せた事は否定しない。そういう貴女こそ、昔と比べると随分と雰囲気が変わっているね。」
「ふふっ、ヨシュア様がエステル様達との出会いがあったように、わたくしにも会長やお嬢様との出会いによって今のわたくしが存在するのですわ♪」
「もう、シャロンったら………」
シャロンとヨシュアの会話を聞いていたアリサは恥ずかしそうな表情をし
「う〜ん………それにしてもシャロンさんが”執行者”ね〜?あたし達が今まで会ったことがある”執行者”の連
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