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ハルケギニアの電気工事
第33話:一旦改革は任せて??調査旅行に行きましょう!!
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てありますので問題無いでしょう。
 そんなこんなで、この週は準備で終わり、虚無の曜日はゆっくりと休んで、メアリーの相手をしてあげました。

 さて、休みも明けてユルの曜日です。今日も良い天気ですね。最近丁度良い具合の雨が降るだけで嵐になる事がありません。これって『ジン』と『クウィンティ』が守ってくれているからなのでしょうか?この領内では干ばつもないし、疫病などの被害も発生していません。こんなに穏やかな日が続くのは珍しいのだそうですから、『ジン』や『クウィンティ』以外の『ラサ』や『サラマンディア』も同じように守ってくれているのでしょう。
考えてみれば4体の上級精霊に守ってもらっているような土地って、他にあるのでしょうか?
 少し早起きをして、もう一度装備の確認をしておきます。それから家族で朝食を食べて出発の最終準備に入りました。訓練場まで荷物を運んでモッコに詰め込みます。やっぱり前よりも多いですね。モッコが膨れあがっています。しっかりと荷造りをして確認が終わりました。保存食も『王の財宝』に格納しました。さあ、『ヴァルファーレ』を呼び出しましょう。

「『ヴァルファーレ』、おいで!!」

 前回の旅行から帰ってから2、3回呼び出して羽を伸ばして貰いましたが、仕事で呼び出すのは3週間ぶりになります。いつもの事ですが、青く晴れた空が一瞬雲でかき曇り、大きな裂け目が出来て『ヴァルファーレ』が咆吼を上げて飛び出してくる様は、下手な3D映画よりもずっとスペクタクルです。CG抜きでこんな事が出来るんですから、映画にしたら凄いでしょうね。

「『ヴァルファーレ』。お早うございます。調子はどうですか?」

[我の調子は上々じゃ。大荷物のようじゃが、エルフの所にでも行くのかえ?]

「はい。第一目標はエルフの集落です。でも、今回はもっと遠くまで行く予定ですから、よろしくお願いしますね。」

 そういって、モッコのロープを『ヴァルファーレ』の足に括り付けます。次に座席を着けて『ヴァルファーレ』の準備は完了です。今回も何があるか解りませんから座席は2人用にしました。この座席も少し改良して、後部席の後に収納庫を作りました。あまり量は入りませんが飛んでいる最中でも簡単に取り出せる様になっていますから、飲み物や食べ物など欲しい時に重宝すると思います。作って貰ったお弁当もしっかり入っていますよ。

「それでは、父上、母上、準備も出来ましたから出発します。」

「そうか。気をつけて行くのだぞ。くれぐれも無茶はしない様にな。」

「そうですよ。『ヴァルファーレ』も居る事なので、余り心配もないと思いますが、お前は屋敷を出ると何をしでかすか解らない所があるのでそれだけが心配です。無事に帰ってきて下さいね。」

「解りました。出来るだけ自重しますので、
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