第33話:一旦改革は任せて??調査旅行に行きましょう!!
[3/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ってもたどり着けるかどうか解りませんからホイホイと出かける事も出来ません。差し当たって南方の調査がてらエルフの集落で情報収集を行って見ようと思います。此方には情報が無くてもエルフの老評議会に合う事が出来れば必要な情報が得られるのではないかと思えるので、その場合は紹介状でも書いてもらうつもりです。エルフの老評議会に紹介して貰えるだけでも、後が楽になるでしょうからね。
今までの2回実施した調査旅行は、どちらも期間を5日間と決めて行っていましたが、そう言った訳で今度は特に期間を設けずに行こうと思います。目安としては2週間位と考えていますが、状況によっては更に日数が掛かる事になるかもしれませんので、連絡用の鷹便を2羽用意しました。
まず、最初にエルフの集落まで行って情報収集後、更に遠くまで行こうと思っていますが、南に行くにしても東に行くにしても、未踏の地に踏み込む事になるので、情報を集める事から始めないとどうにもなりません。幻獣などの危険については『ヴァルファーレ』が居る限り安全だと信じられますが、その土地特有の自然現象や病気まではどこまで対処できるか解りませんから、少しでも情報を集めてから進みたいのです。
その他の目的としては、既に発見している「ケイアップル」や「アガベ・アスール・テキラーナ」について、きちんと植え替えを行うつもりです。それぞれ、ある程度の数を揃えないと満足な収穫が望めないので、調査を続けてもっと沢山見つけ出して「ケイアップル」の果樹園や「アガベ・アスール・テキラーナ」の畑を作るのが目標になります。一度形が出来てしまえば、接ぎ木、挿し木、株分け又は種からと増やす方法は色々ありますから、管理方法を確立して確実に増やしていけるでしょう。
ゴムもこれから先需要が増えると思いますから、果樹園の管理と共に、ゴムの樹液採集地や此方の果樹園など、管理させる為の人を常駐させたいと思っています。その為の宿泊施設なども作ろうと思いますが、これはエルフの管理する地域に作る事になるから、エルフの集落に行って代表にお願いしないといけません。多分、共用する事が出来る宿泊施設のような物を作れば、アルメリアさん辺りは調査の為にちょくちょく来て利用する事になるのではないでしょうか。そちらの方向から案外簡単に納得してくれるかもしれません。
後は、正式に当家と交易して貰えるようにお願いして、了解が貰えたら経路の途中に中継点を何カ所か設定する必要もあります。いくつかの候補地は見つけてありますが、運用を開始できるまでは、またしばらく南方の調査旅行に出る事になるでしょう。
そのようなことを決めてから1週間程掛けてウイリアムさんやキスリングさん、ギュンターさんといった『保健衛生局』の各課長と今後の打ち合わせを行いました。基本的には現在の状況を維持していく事になり
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ