06.そうだ、刑務所に逝こう。
最終話
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ない。
こっちに為て見れば、向こうがドッペルゲンガーだ。
「双子とか?」
「違いますよ、フランさん。私に姉や妹はいませんから」
そうだ。双子な訳ない。
「君、変わった瞳を為ているね」
見ていないから知らないけど、そうなんだ。
「如何だい、此れから一緒に何処か行くとか」
ナンパかよ。
「……無視かい? まぁ、其れはそうか。君はウチの構成員を殺してくれたんだからねぇ?」
手に握られているのは血の付いた短剣。
白いブラウスは返り血で赤く染まっている。
「大切な構成員を殺した罪、死ぬより辛い方法で償わせてあげるよ」
ニヤリと笑みが零れる。
今までの出来事は全て私の能力に因って創った只の夢。
現実はこうだ。
「現在君には七十億もの賞金が掛かっている。頸だけでも貰っていくよ」
私は琴葉。指名手配中の危険能力者、そして能力で動く生命体、黒華琴葉である。
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