第七千三百七話 採決は
[8]前話 [2]次話
第七千三百七話 採決は
どう見ても反対国の方が多い中で日本は捕鯨賛成案を出しました、ですがオーストラリアはその場で堂々と腕を組んで言いました。
「おはんの言葉は聞いたでごわす」
「そしてですね」
「おいどんも言うでごわす」
自分の言葉をというのです。
「反対と」
「わかりました、では」
「そのうえで採決を取るでごわすよ」
「僕は賛成国として言うけれど」
アイスランドは日本の方にいて言います。
「オーストラリア優勢だね」
「それはわかっています、ですが」
「日本さんとしてもだね」
「退きません」
「そう、日本さんの気持ちはわかったよ」
「私はあくまで戦います」
「本当に戦争みたいになってもだね」
それでもというのです。
「戦うんだね」
「そうします」
アイスランドにも言います、どう見ても不利な状況の中でも。
第七千三百七話 完
2018・9・29
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ