暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2181話
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とを何度となく繰り返しているのを、シャドウミラーのメンバーであれば全員が知っている。
 それこそ、シャドウミラーの中で最も忙しい部署はどこかと言われれば、ほぼ間違いなく政治班がトップになるだろう事は間違いないくらいに。
 ……シャドウミラーの中で動きが活発な部署はと聞かれれば、技術班も出てくるのだが……技術班の場合は、半ば自分達の趣味で働いている感じだしな。
 自分の趣味を仕事にするのは止めた方がいいという話をたまに聞くが、技術班に限ってはそれは例外らしい。
 寧ろ、自分の仕事だからという事で、余計に研究に熱心になっていたりする。

「ありがとう、アクセル君」

 そう言いながら、あやかは俺の腕の中で顔をこちらに向けてくる。
 その瞳が潤んでいるのは……俺の言葉に感動したというのもあるだろうが、やはり今の俺とあやかの状態が関係しているのだろう。

「他の皆もだけど、アクセル君にそう言われたことが、私にとっては一番嬉しかったですわ」

 そう言い、そっと目を閉じるあやか。
 あやかが何を希望しているのか、それは俺も考えるまでもなく理解出来る。
 一応、といったように周囲に誰もいないのを改めて確認すると、俺はあやかをより強く抱きしめ、距離を縮める。
 それで縮んだ距離はそれこそ数cm程度のものだったが、それでも俺達にとっては十分で……俺は、目を閉じたあやかの唇に、そっと自分の唇を重ねるのだった。
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