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緑の楽園
第三章
第27話 面談 +登場人物紹介
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「そうですね」
「この国の対処として、何かできることはあるのだろうか」

 それは難しいと思っている。俺の時代でも、テロリストを根絶することは困難だった。

「書いたとおり、暗殺者の勢力には拳銃以上の武器はないでしょうから、まずは拳銃に対する警戒を万全にすることだと思います」
「その勢力に対して、逆にこちらから何か行動を起こすことは可能だと思うかい?」
「うーん……。やるのであれば、本拠地を見つけて、そこを叩くしかないと思います。武器の差がありそうなので、こちらにも被害が出るでしょうけど」

「本拠地の場所の見当は?」
「すみません。それはまったく見当がつきません」
「わかった。ありがとう。私からの質問は以上だ」

 そう言うと、ウィトスはヤマモトのほうに視線を送った。
 ヤマモトはそれを受け、「ヤハラさんは何かありませんか?」と振る。

「そうだな……。今現在、お前以外に大昔からワープしてきた者はいるのか?」
「探したことはないですが、知る限りではいないです」

 ヤハラの目の光は理知的で、こちらを鋭く抉ってくるような感じがある。
 少し、怖さを感じた。
 実は無能ではという疑いを勝手に持っていたが、こうやって至近距離で視線を交わすと、やはりそのような疑念とは程遠い印象を受けた。

「そうか。私からの質問はそれだけだ」

 ヤマモトが締めに入った。

「ではオオモリ・リク。まだ報告書を読んだのは陛下と我々だけであるが、お前が古代人であるという補足を私が一枚書き足し、下の者まで回覧――」
「いや、その必要はない。内容が内容だけに混乱を招くだけだ。これ以上回覧せず、我々までで留めておくべきだろう。陛下には説明しておく」

 ヤハラが途中で遮った。下まで回すつもりはないようだ。

「そうですか。まあ、ヤハラさんがそうおっしゃるなら」

 俺としては、ありがたいといえばありがたい。
 そんなに長い時間でもなかったはずだが、質疑でかなりの疲れを感じている。
 報告書が回されると、誰かが読むたびに参考人として呼び出されてしまいそうだ。こんなことが何回も続くのは勘弁してほしい。
 こちらとしては、拳銃対策だけしっかり周知してもらえれば不満はない。

「ではこれで解散だ。忙しいところ悪かった。オオモリ・リク」
「いえいえ、今日は神社に行こうと思っていただけで、特に急ぎの用事はなかったですから」

 俺は解放された。



 ***



 部屋に戻った俺は、ベッドにうつ伏せでバタンである。

「あー……疲れた」
「あれ? 兄ちゃんもう寝るの?」
「まだお昼にもなってないだろ。寝ないよ。ちょっと疲れただけ」
「ふーん」

 背中にフワリとした感触。

「コ
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