IFのIF タルトと動く鎧のスープ
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
?」
「繁殖期に俺みたいなのが現れたら、動ける奴が全部総出で襲ってくるからだ。」
「あ、なるほど。」
ということは、繁殖期にここを通ったということだ。
そして、動く鎧討伐が行われた。
ライオス・ドラゴンキメラの言うとおり、今は繁殖期じゃ無いため、積極的に攻撃は来なかったが、通り抜ける途中で一体ほど動き出した。
体当たりなりして倒せと指示され、言われたとおり、横から回り込んだ仲間が体当たりして倒した。
そして、馬乗りになり、足を引っ張って外して、ナイフで隙間を切る。
さらに腕、頭と切っていき無力化した。
「まあ一体二体なら、この方法で十分だと思うけど、数が多かったら、走り抜けて逃げた方が無難だな。」
そして、倒した動く鎧を持って動く鎧のいるエリアから立ち去った。
***
「これは、魔物食を教えてくれた人から教わった料理だ。」
調理開始。
まず人食い植物のタルト。
次に動く鎧のスープ。
「どう?」
「塩味なんですね。甘くない。」
「動く鎧は、なんだかキノコっぽいです。」
「最近読んだ本で、貝の中には、金属を貝殻にするタイプもいるらしいから、動く鎧もその種類かもしれない。」
「それにしても、どうやって貝だって分かったんですか? 動く鎧が生き物だなんて冒険者の間じゃ聞いたこともないですけど。」
「…昔、妹が発見したんだ。俺が動く鎧のことを色々調べてたのを見てて、それでたった一人で対処しなきゃいけなくなったときに、偶然見つけたらしい。」
「へ〜。」
「妹さんがいらっしゃるんですか。」
「……君達が冒険者を続けてれば、いつか出会うかもしれないな。」
ライオス・ドラゴンキメラは、どこか浮かない顔で言った。
その後、今日の講義は終わりということで、ライオス・ドラゴンキメラと別れた。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ