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ダンジョン飯で、IF 長編版
IFのIF  だ〜れだ
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チュンッと、また音がして、しゃがんで頭を抱えていたホルムの首を手ごと切り裂いて落とした。
「これで、もう回復できないね。」
「…悪趣味め……。」
「あなた達を逃がさない。」
 カブルーの悪態など気にもとめずファリンは、笑う。しかし、さっきの笑い方と違って、今度は目が笑ってない。
 ガツガツと、小さなドラゴン達がいつの間にかクロとミックに群がって食い漁っていた。
「う…うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
 カブルーは、絶叫を上げ、ファリンに斬りかかっていった。
 眼前に迫ったとき、ファリンの姿が霞のように消えた。
「なっ…!?」



「兄さんに手を出す奴は、みんな死んじゃえ。」



 ドスッと、衝撃が走り、下を見ると、胸からファリンの手が生えてて、カブルーの心臓を掴んでいた。
 そしてカブルーの後ろに回っていたファリンが、カブルーの身体から心臓を引き抜いた。
 大量の血を吐いて倒れたカブルーを無視して、心臓を掴んだままファリンは、倒れて死んでいるライオス・ドラゴンキメラに近寄った。
 そして、魔術書を片手に心臓からポタポタ滴る血をライオス・ドラゴンキメラにかけた。
 血が染みこみ、やがて消える。
 そして、ライオス・ドラゴンキメラがピクッと反応した。
「兄さん。もう大丈夫だよ。」
 起き上がるライオス・ドラゴンキメラの身体に、ファリンは、心臓を捨ててから抱きついたのだった。
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