IFのIF 魔物食を勧められ
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すか?」
「三階の便所の清掃までやってて、彼は立派だよ。君達もいつか出会うかも知れない。」
「……僕達…、まだ少しだけ三階に足を踏み込んだばかりで、逃げ帰ってきたところなんです。」
「そうか。」
「あの…どうすれば、魔物を調理できるほど強くなれるんでしょうか?」
「えっ? えーと…。」
「ちょ、ちょっと、魔物に聞いても…。」
「そうだな…。俺も元々は冒険者だったから、時間があるときに指南しようか?」
「えっ!」
「これでも一応、昔は冒険者パーティーのリーダーだったんだ。俺に出来る範囲でなら教えられるかもしれない。」
「本当ですか!」
「でも、まずは、出直すことを勧めるよ。なんなら、俺が一階への階段まで送るよ。」
「ありがとうございます!」
冒険者パーティーは、キメラに先導されて一階への階段まで送ってもらった。
「じゃあ、俺は、二階にまだしばらくいるから、会えるときに会おう。」
「あ、あの。」
「ん?」
「申し遅れましたけど、僕、エクトビって言います。」
「エクトビか。俺は、ライオスだ。」
「ライオスさん…、では、また…。」
「それじゃあ。」
そして、ライオスと、エクトビと仲間達は、別れた。
その後、冒険者達の間で、こんな噂が流れた。
曰く、ドラゴンのキメラが初心者パーティーを鍛えていると。
曰く、魔物を使った食事を提供すると。
曰く、その料理はすごく美味しいと。
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