第三十話 ドラゴンキメラ
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ら! 私から居場所を奪わないで!!」
「ふぁ、ファリン…。」
「私は、ずっと本気だったわ。ずっと、三食しっかり食べて、睡眠を取って、ずっと、本気で兄さんを助けるために本気だった! 私は、必ず狂乱の魔術師を倒す! 絶対にライオス兄さんを助け出す! シュロー、あなたは、地上に戻って。そしてご飯食べて、風呂には行って、寝て。そうしないと、あなたは、何も出来ないわ。」
ファリンは、そこまで言うと、杖を降ろして、シュローに背中を向けた。
「ほら。」
するとセンシが、マイヅルが作った食事を差し出してきた。
俯いていたシュローは、おにぎりをひとつ手に取り、食べた。
「…うまい…。」
シュローは、米をかみしめ、そう呟き、涙をひとしずく落とした。
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