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繰リ返ス世界デ最高ノ結末ヲ
06.そうだ、刑務所に逝こう。
第26話
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そうで恐ろしいのが半分。

 此処で下手なことを言ったら、最悪死ぬ。

 まあ言うけど。どうせ死ぬんだし。































「私、未だ生きていたいって言ったら、許してくれる?」































 驚いたように目を見開き、此方を見るラル。構成員達は突入してこない。挟み撃ちは回避と。


「………………………………許し、ま……すけど?」


 擦れた声で言うラル。………そんなに意外かな?


「貴女……此れから二十四時間以内に死ぬんですよ………? 僕が喋っている、今此の瞬間かも知れませんし…………」


「死ぬまでに、生きる方法を考える。そうすれば、此れからもずっと、ラルとグレースとも一緒に居られるよね」


 …………我ながら、恐ろしい言葉である。言葉のチョイスが可笑しいよね。

 予想通り、ラルは顔を真っ赤に染めている。


「別にっ、君を照れさせる気は無かったんだけどねぇ。ふふふ、面白いやつ」


 私は明るい表情で執務室の扉を開ける。すると、途轍もない真顔で涙が待っていて、真顔を返したくなるが、敢えて無視。扉を閉めて、執務室から少し離れてから。


「………………くそっ」


 廊下の壁に強く拳を打ち付け、額を付ける。

 先程、生きたい宣言を為てから骨がキリキリと痛み出した。頭痛が為て、目眩が襲ってくる。大型トラックに轢かれたような衝撃が、四方八方から襲ってくる。


「何だよっ………死ななきゃいけない使命とか…………」


 私は小さく呟き、再度廊下を歩き始めた。



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