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真ソードアート・オンライン もう一つの英雄譚
インテグラル・ファクター編
紅と黒と蒼の闘い
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が超攻撃型の《二刀流》や《無限槍》より相性がいいとはいえこの二つはユニークスキル。一人でフロアボスと相対可能という核兵器のようなスキルを二人相手にして勝てるとは思わなかった。キリトもこの一言にはムッと思ったらしく、ヒースクリフへの視線が強い。

「もちろん本気だとも。君たち二人まとめて相手しよう。こちらで手配はしておく。追ってアスナ君とコハル君に伝えておこう」












「まさか二人を相手にするって言い出すなんて、いくら団長でもそれは無理だと思うよ」
「コハルの言う通り、こればかりはキリト君達の負ける姿が想像出来ないわ……」

コハルとアスナがそんな話をしている。確かにあの時はムッとしたが、冷静になった今は逆に不気味だ。

「あの頭の切れるヒースクリフがどう考えても無謀な事を言う筈がない。何か秘策があるのか?」
「俺もそう思う。だけど、これに関してはその時にならないと解らないって言うのもあるからなんとも言えないけどな」
「ああ。でもだからといって俺たちも何の対策も無しに戦うのも危険だ。連携の練習をしておけば何があっても適切な対応ができるだろうしな」
「よし、じゃあ迷宮区で連携の練習とギリギリまでレベリングをしておこう。アスナ達も頼む」
「うん!わかったよキリト君!」
「はい!キリトさん!よろしくねアヤト!」

俺たちは75層の迷宮区に入る前にポジションを決めることにした。
俺は槍のために後衛、キリトは前衛になった。

「シュミレーションをしておこう。アヤトはサポートを中心に俺の攻撃後の隙を埋める感じで頼む。それが一番効率が良さそうだ」
「おーけー」

迷宮区に入るための受付を済ませて早速バトルを開始する。
キリトは両手の剣でクロスする様に敵を斬り、俺は槍で突き削り切れなかったHPをゼロにする。
それからどれぐらい経っただろうか、時間は9時を過ぎていた。
もういいかな。俺たちは迷宮区をでる。

「あ、メッセージ?団長からって事はもう手配が済んだの!?流石団長……いや、キリト君達と戦いたいって気持ちもあるからかもしれないわね」
「うん。アヤトもキリトさんも初めて自分と同じユニークスキルを持ったプレイヤーだもんね。それだけ楽しみだってことでもあるんだよ。日にちは……明後日の正午に75層の《コロッセオ》だって」

二人は俺たちに時間と場所を教える。
明後日か……俺たちは頷き合う。明日も集まって練習をする約束をして各々の宿に戻った。



そしてデュエル当日。

今、アインクラッドは1つのイベントのことで大いに盛り上がっている。
今日、75層《コリニア》のコロシアムで、2人のプレイヤーのデュエルが行われるのだ。
コロシアム内は、まだデュエル開始まで時間
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