機動戦士ガンダム
2180話
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している関係でジオンの勢力は大きい。
日本や東南アジアに関しても、オーストラリア程ではないにしろ、ジオンの影響力はそれなりにある。
だが……メキシコ。
ここでMSが発見されたのは、怪しい。
北米はジオン軍の手に落ちたものの、メキシコがあるのは非常に南米に近い位置だ。
そして南米には連邦軍の本部たるジャブローが存在し、北米からのジオン軍の侵入を阻止している。
勿論完全に阻止している訳ではない以上、メキシコにザクがいてもおかしくはないのだが……それでも、違和感があるのは間違いなかった。
そもそも、ザク同士で戦っているという時点で明らかにおかしいのだが。
「連邦軍がジオン軍の振りをして、俺達を挑発している?」
「可能性は否定出来ないな。連邦軍にしてみれば、ルナ・ジオンとジオン公国の関係が悪化するのは、寧ろ望むところの筈だ。そうである以上、そのくらいの工作をしてもおかしくはない。……もっとも、連邦軍がMSを手に入れて、そのテストのために動かしているのを、こちらがそのように誤解した……という可能性も否定は出来ないが」
「……やっぱり、連邦軍の中でも地位のある奴と一度くらい会っておいた方がいいかもな」
「それが出来れば問題はないだろうが、そう簡単にそんな真似が……」
「取りあえず、ジャブローに行ってみるのもいいかもしれないな」
「待て待て待て。そもそも、連邦軍の誰に会うのかも決まってないだろう。であれば、もっと慎重に動くべきだ」
慌てたように言うゲラートの言葉を聞きながら、俺は誰に会うべきなのかの情報をどうやって集めるべきか考えるのだった。
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