酔っ払い、エル・ファシルの英雄に突撃する2
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いやこれは誰だって汚いっていうだろ。完全に汚部屋だよ・・・
「まあいいや。勝手に座らせてもらうぞ。」
そう言って俺はごみをかき分けて足場を確保し座った。
ヤン少佐が奥からグラスを用意してきて、
「じゃあ早速飲みましょうか。」
そう言って瓶を開封し、ブランデーをグラスに注いだ。
「いい香りですね。」
「だろ?」
そう言い合い、私達はグラスを持ち乾杯した・・・
「わたしはねえ〜ほんとうは〜軍なんかに入りたくなかったんですよ!歴史家になりたかったんです!!」
「だよな〜俺も一兵卒だったけど負傷して辞めちまった口だからわかるぞお〜!戦争なんてない方が良いに決まってるよなあ!!」
「そうだったんですか〜!私も早いとこ退役して年金貰って暮らしたいですよ!」
「はっはっはっは!若いうちからそんな枯れたこと言ってると禿げるぞ!」
「いいんですよ!私は髪は多い方ですし!!」
「はっはっは!!そうかそうか!まあどんどん飲め!!」
そう彼等は盛り上がり夜は更けていった・・・
ヤン・ウェンリーは頭痛に悩まされながら困惑していた。
「何故私は初対面の人と半裸になって寝ていたんだ・・・」
この出会いを通じて彼らは次第に友情を育んでいくのである。
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