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世界に痛みを(嘘) ー修正中ー
神の国"スカイピア"
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 アキトは少しばかり荒療治ではあるがルフィ達と覇気を用いた実践による戦闘を行うことを決意した。
 こうして舞台は冒頭に遡ることになる。 



 全方位からアキトに迫るルフィ、ゾロ、サンジの三人の攻撃
 
 サンジの蹴りを上空に飛翔することによりアキトは回避する。
 そこを狙ったルフィが突貫し、バズーカを放とうとするも難無く回避され、途端、アキトの姿が虚空へと消えた。

 否、ジカジカの実の力を最大限に活かした高速移動だ。
 唖然とするルフィを眼下へと蹴り落とし、アキトは地上へと降り立つ。

 上空から迫るはゾロの特攻
 それをアキトは身体を僅かに逸らすだけで回避する。

 ゾロの一撃により雲によって形成された地面は崩れ、凹み、周囲に暴風を引き起こす。
 周囲に水しぶきが上がり、ゾロとアキトの二人の姿が消えた。

「ォォオオオ!!」

 一息に詰め寄り、ゾロが振りかざした刀をアキトは左手の掌でいとも簡単に受け止める。
 刀越しに伝わる感触はまるで鋼鉄の何か
 いや、ジカジカの実の能力以上の何かを感じる。

 アキトは驚愕を隠せないゾロを引き寄せ、投げ飛ばす。
 途轍もない速度で投げ飛ばされたゾロは何とか体制を整えながら、吹き飛んでいく。

「くそッ……!?」

 勢いを殺すべく上空へと跳躍したゾロの前方に突如、アキトの姿が現れる。
 宙にて身動きが取れないゾロへと迫る拳

「……!?」

何……ッ!?

「何、ぼさっとしてやがんだ、マリモ!」
「うるせェ!」

 援護すべく駆け付けたサンジの蹴りがアキトへと迫り、ゾロはサンジの後方からアキトへと刀を振りかぶる。

 だが、届かない。
 刹那の隙を突いたゾロの攻撃はまたしても無効化された。
 サンジの蹴りは難無く躱され、刀身は左手の掌で掴み取られている。

「何なんだ、一体……!?」

此方の動きが全て読まれている……!?

 これが覇気だというのか。
 余りにも反応速度が速過ぎる。

 刹那の思考に走っていたゾロに迫る蹴り
 無防備なゾロへと迫った蹴りは刀身ごとサンジとゾロを眼下の地面へと蹴り落とす。
 途轍もない速度で空中で幾度も回転しながら、木々をへし折り、ゾロとサンジは地へと墜落した。

 宙にてステップを踏んだアキトが宙を蹴り、眼下へと勢いよく降下する。
 宙に波紋を浮かべ、大気を蹴り、再度加速する。

 眼下にはルフィがアキトを迎え撃つ。
 視認することも困難なアキトの拳をルフィはその身一つで迎え撃った。

「……!?」

 アキトの拳に潰れたかと思われたルフィだったが、事態が一変する。
 次の瞬間、ルフィの身体から蒸気が立ち昇り、アキトが上空へと押し返された。


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