第67話
[9/13]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
子に対する印象が変わるかもしれないんだよ?」
「いや、変わるも何も幾ら猫を被っていたところで、オリビエは所詮ただのスチャラカ皇子じゃない。どうせオリビエの事だから、”本性”もとっくに見せていると思うわよ?」
「フッ、さすがはエステル君。久しぶりの再会でそこまで僕の事をわかっている事をこんな大勢の前で口にしてくれるなんて、その…………照れてしまうよ。」
呆れた表情をしたヨシュアの指摘に対してジト目で答えたエステルの話を聞いたオリヴァルト皇子は顔を赤らめて答え、その様子にその場にいる全員は再び冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「顔を赤らめながらおぞましい事を言うのはやめい!」
「「お(義)兄様、おふざけは時と場合を考えてしてください。」」
エステルはオリヴァルト皇子を睨んで怒鳴り、アルフィンとリーゼロッテ皇女は同時にハリセンでオリヴァルト皇子の頭を叩いてツッコミをし
「アハハ……何年経っても、どんな状況になろうともオリビエさんはオリビエさんだね。」
「ハア………まさに皇族の恥晒しのような人物ですわ………」
その様子を見守っていたミントは苦笑し、フェミリンスは呆れた表情で溜息を吐いた。
「あ、それよりも旧Z組のみんなに先に謝っておくね?昨日エレボニアの諜報関係者達を捕らえる際に妨害してきた貴女達の仲間の一人に”お仕置き”をしちゃってごめんね?」
「わ、私達Z組の仲間でエレボニアの諜報関係者達を捕らえる際に妨害してきた人物ってまさか………」
「間違いなくミリアム様かと。」
「まあ、ミリアムの立場を考えれば仕方ないといえば、仕方ないか………」
「はい………」
エステルに謝られ、エステルの話にあった人物にすぐに思い当たったアリサは不安そうな表情をし、シャロンは静かな表情で呟き、マキアスとエマは複雑そうな表情をしていた。
「!?…………」
一方シャロンに気づいたヨシュアは驚いた後真剣な表情でシャロンを見つめていた。
「やれやれ、君達に撃退される羽目になったミリアム君はご愁傷様と言うべきだろうね………と言う事はもしかしてミリアム君もクロスベルに捕らわれてしまったのかい?」
「ううん、ミリアムちゃんもそうだけどクレア少佐だっけ?二人はシェラ姉とトヴァルさんに保護してもらって帝都に帰還してもらったわ。」
「ちなみにレクター少佐は戦闘終了後サラさんとフィーに保護してもらって、帝都に帰還してもらいました。」
「ふえ………?どうしてミリアムちゃん達だけは捕まえずにエレボニアに帰還させたんですか………?」
疲れた表情で溜息を吐いた後にヴァイスに問いかけたオリヴァルト皇子の質問に答えたエステルとロイドの話を聞いたトワは不
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ