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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第67話
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”を教わったって………!どちらも決して”人”の身で、習得できるものではありませんよ………!?」

「まあ、その娘が空の女神の血族である事を考えるとその娘が空の女神の”神技”や”神術”を覚えられる”素質”がある事には一応納得はできるわよ。………にしても空の女神の神技と神術が受け継がれたなんて話、七耀教会が知れば、絶対大騒ぎするわよ………」

「ひ、非常識な………」

「お、お姉ちぁ〜ん………」

「ハッハッハッ!エステル君の”人外”っぷりは相変わらずどころか、前よりもパワーアップしているね♪」
エステルの答えを聞いたエマは信じられない表情をし、セリーヌとマキアス、ティータは疲れた表情で溜息を吐き、オリヴァルト皇子は暢気に笑い

「ご愁傷様です、ミリアムさん。この時ばかりは心の奥底から同情します。」

「そういっている割にはあまり、同情しているようには見えないわよ………」

「大丈夫………そのミリアムって人は、ちゃんと無事な様子で教官や私達と一緒に行動している所も”視えた”事があるよ………」

「前々から疑問に思っていたが、君は一体どこまでの未来を既にみたことがあるんだ………?」
静かな表情である人物を思い浮かべたアルティナの言葉を聞いたユウナは呆れた表情で指摘し、ゲルドの話を聞いたクルトは疲れた表情溜息を吐いた。

「――――よかった。何とか間に合ったみたいですね。」

するとその時エステル達やロイドのように導力バイクで演習地に来たセティ達がリィン達に近づいてきた。
「セティ……それにシャマーラとエリナも。エリィ達が見送りに来てくれて、君達は見送りに来ていない事を不思議に思っていたけど、何か用事があったのか?」

「うん!ヴァイスハイト陛下達から依頼された品物の最終調整にちょっとだけ時間がかかっちゃって、来るのがギリギリになっちゃったんだ。」

「え……………ヴァイスハイト陛下達からの”依頼”、ですか?しかもその品物の最終調整の関係で遅れたという事は、もしかしてわたくし達に関係があるのですか?」
リィンの質問に答えたシャマーラの説明を聞いたセレーネは不思議そうな表情でヴァイスを見つめて訊ねた。

「フッ、察しがいいな。―――――第U分校の諸君、知っている者もいるかもしれないが改めて紹介しておこう。彼女達はクロスベルの”工匠特区”の礎となった”ディオン三姉妹”。双界一の職人と評されている”匠王”の娘達だ。昨日(さくじつ)、クロスベル軍・警察の代わりにクロスベルで暗躍を行っていた結社の連中の撃退、そして星見の塔に徘徊していた結社の人形兵器の掃討の礼として、彼女達が開発した武装を第U分校の諸君に送呈する。遠慮なく受け取るといい。」

「彼女達の開発した武装もウィル殿が開発した
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